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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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二百二十九話

クロードが用意したのは新鮮な魚介類を使った料理である。

丁寧に下処理をしてシンプルに串に刺した魚に塩を振って焼いたものと海鮮のスープである。

「これは魚か。ここいらじゃ中々手に入らないから嬉しいぜ」

「クロードく~ん。おいし~い~」

「体が温まります」

「いくらでも入るわね」

白桜の皆さんに大好評で安心するクロードなのだった。


翌日。

白桜の皆さんと一緒に5層へ降りる。

「それじゃ。俺らはこの辺で狩るな」

「わかりました。皆さんと被らないように僕はこちらに行きますね」

「おう。気をつけてな」

「それでは」

獲物の取り合いとなっても面倒なだけなので狩る場所をお互いに決めて白桜の皆さんと別れた。

一撃でスケルトンワーカーを討伐できるクロードは通常では考えられない速度で狩り続けていく。

結局白桜の皆さんのいるであろうエリアを除いて全て乱獲するクロードなのであった。

目標を達成したクロードは転移魔法でダンジョンから抜け出しプロミネンス領の自宅へと転移魔法で飛ぶ。

「ただいま戻りました」

「おかえりなさい。お客様を連れてきているのに出かけるなんて仕方ない子ね」

「母様すみません。どうしても必要な物があったもので」

「エリーゼ様からクロードの話を色々聞けたからいいのだけどね」

「おかえりなさい。クロードもう用は済んだのね」

「ただいま。エリーゼ」

「どこまで行ってたのかしら」

「フラン連合王国のミースール鉱山地帯ですよ」

「フラン連合王国ですか。どういう所なのかしら。一度行ってみたいわね」

「時間があるときに二人で旅行に行ってみるのもいいかもしれませんね」

「楽しみにしていますね」


部屋に戻ったクロードは本命の魔道具の製作に入る前にミスリルで髪飾りを作り小粒の宝石を散りばめていく。

繊細な作業で集中力が必要であったが魔道具作りで慣れているクロードは難なくこなす。

出来上がった髪飾りを持ってエリーゼの泊っている客室を訪ねる。

「エリーゼ。今いいかな」

「どうかしましたか」

「出かけてたお詫びに髪飾りを作ったんだけど貰ってくれるかな」

「その言い方だとクロードが作ったのかしら」

「うん。宝飾品を作るのは初めてだったんだけどね」

クロードはエリーゼに髪飾りを手渡す。

「わぁ。とっても綺麗です。大切にしますね」

エリーゼは早速髪に髪飾りをつける。

「とっても似合っていますよ」

「ありがとう」

「それじゃぁ。僕はそろそろ部屋に戻るね」

「おやすみなさい」

「おやすみ」

こうしてエリーゼの宝物がまた一つ増えるのだった。

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