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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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二百十六話

衛兵詰め所を後にしたクロードとエリーゼは街に戻っていた。

クロードは衛兵が何人かついてきているのに気づいていたがこれ以上失態を晒せば比喩でなく物理的に首が飛ぶ可能性もあるため気付かないふりをしていた。

「クロード。お腹が空いたわ」

「では適当にお店に入って食事にしましょう」

クロードが選んだ店はそこそこグレードの高いお店である。

クロードだけならば大衆食堂といったありふれた店でもいいのだが一国の王女であるエリーゼに配慮した結果だ。

お勧めの品を頼むと出てきたのは新鮮な魚介類を使った料理だった。

「お勧めというだけあってどれも美味しいですね」

「そうね。私はこのカニが気に入ったわ」

「僕は魚の煮つけがいいですね。アクセントの薬味と合わさって絶品です」

料理を十分堪能したクロードとエリーゼは代金を支払い街の探索に戻った。


周囲にガラの悪い男達がいるが楽しんでいるエリーゼの邪魔をしたくないので黙って買い物に付き合う。

エリーゼも女の子ということで服飾を色々買いこんでいく。

買った品はクロードのアイテムボックスに入れれば荷物にならないため物凄い量となっているがエリーゼが気にした様子はない。

前世では女の子に付き合ったことはなかったが姉様達も服飾を大量に買っていたので女の子とはこういうものなのだと理解していた。


途中休憩をはさみつつ夕暮れまで買い物に付き合ったクロードは肉体的な疲労とは別の疲労に襲われていたがそんなそぶりは見せず宿泊している城への道を進んでいた。

道の半分ほど進んだところでガラの悪い男達が道を塞ぎ後をつけてきていた衛兵達が慌てて駆け寄ってくる。

「へへ。人のいない場所に出てくれて助かったぜ」

クロードは内心溜息をつきつつ警告する。

「貴方方もこの先に何があるかわかっているでしょ。襲ってくる以上は相応の覚悟をしたほうがいいですよ」

「城があるからなんだっていうんだ。それにお前達を捕まえるなり口封じするなりすれば何の問題もない」

「この先の城を所有しているのは王族ですよ。国と敵対する覚悟があるのですね」

「っへ。王族だから何だって言うんだ。俺達アウトローには権威なんて通用しないぞ」

クロードは会話しつつもいつでも魔法を放てるように準備をしていた。

ガラの悪い男達は武器を抜いて近づいてくる。

衛兵たちは走って向かってきているがガラの悪い男達と接触する方が早い。

「口で言ってもダメですか。しかたないですね」

多重詠唱をしつつ無詠唱でライトニングボルトを発動させる。

ガラの悪い男達は次々と手にしていた武器を取り落とし体を痙攣させるのだった。

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