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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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二百九話

クロードはクラスメイト達に頼まれて勉強を教えていた。

定期試験に落ちると長期休暇中に補習を受けなければいけないとのことで皆真剣だ。

「クロード君。歴史がうまく覚えられないのどうしたらいいかしら」

「歴史は単語を覚えるだけでなく付随する流れ全般を押さえるとよいですよ」

「ありがとう。やってみるわ」


困っているクラスメイトにコツを教えているとレイシャ先生が顔を出す。

「クロード君。王宮から呼び出しがかかってるわよ」

「レイシャ先生。ありがとうございます」

「クロード君行っちゃうの」

「すみません。王宮からの呼び出しは無視できませんので皆頑張ってくださいね」

惜しまれながらもクロードは教室を出て学園の外へと向かう。

迎えに来ていた馬車に乗り込み王宮を目指す。


王宮に到着するとすぐに国王陛下の執務室へと通された。

国王陛下の執務室の中には部屋の主であるポセイドスと宰相のリッチマンに加えて軍務大臣のルーシェンと見慣れない男性がいた。

「クロード。呼び出してすまなかったな」

「いえ。お呼びとあらばいつでも駆けつけます」

「それで呼び出した件なのだがなシルフィード皇国で魔物の氾濫が起きた」

「魔物の氾濫ですか」

「どうもシルフィード皇国から泣きつかれたようでな。ニーパス領のファールハイトとミッシェルから連名で鷹を使って判断をしてほしいと手紙が届いた」

「クロード卿。外務大臣のマスハスと申します。外務大臣として今回の件を受けていただきたい」

「シルフィード皇国が混乱するのはニーパス領にとっても望ましいことではありません」

「それでは受けていただけるのですね」

「待ってください。魔物の氾濫により混乱しているとはいえ辺境伯が戦力を連れて越境すれば後々問題になりかねません」

「クロードの言う通りだ。緊急事態とはいえ越境するとなれば大事だ」

「そこは我々外務省の仕事です。恩を売り最大に活かしてみせます」

「そこまで言うのなら任せよう。クロード此度の事態どう解決する」

「国境の守備部隊は動かしません。僕が騎士団を引き連れ直接事態を解決します」

「クロード卿自ら出られると」

「ルーシェン。反対か」

「クロード卿は我が国にとって一種の切り札です。手札を晒すような事態は避けたいのですが」

「ルーシェン。お主の気持ちもわかるがここは最大戦力を当てる。クロード任せたぞ」

「ご期待に沿えるよう努力いたします」

「情報統制は敷くが我が国が動いたことは他国にも知られるだろう。何があっても対応できるように皆の者頼んだぞ」

クロードはそのまま転移魔法でニーパス領へと跳ぶのだった。

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