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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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百九十八話

エリーゼが寮に戻るのを見送ったクロードは転移魔法でプロミネンス領の鍛冶屋へと飛んでいた。

「親方。いますか」

「おう。いるぜ」

「頼んでた細剣はできてますか」

「出来てるぜ。少し待ってくれ」

親方は工房の方に入っていきすぐに戻ってくる。

「これだ」

「拝見します」

相変わらずの見事な装飾に関心しつつも鞘から抜いて出来を確認する。

「うん。いい出来ですね」

「普段あんまり打たない武器だから苦労はしたが自信作だ」

「これお代です」

アイテムボックスからお金を取り出して支払う。

「おう。確かに受け取ったぜ」

「それでは僕はそろそろ行きますね」

「面白い依頼があったらいつでもきてくれ」

鍛冶屋を後にして自分の寮へと転移魔法で飛ぶ。

クロードは休むことなく今回の狩りで手に入れたオークのドロップ品と魔石の仕分けを行う。

「う~ん。やっぱり装備の質は今一だね。鋳つぶしてインゴットにしちゃうか」

錬金釜を取り出して次々とインゴットに変えていく。

「ついでだからこないだ狩った蛙の素材も加工しちゃおう」

普通の錬金術師なら悲鳴をあげる量の作業量だがクロードは黙々とこなして回復薬を作り出していく。

「そろそろ薬草の在庫が怪しいかな。どこかで調達しないとね」

全ての作業を終えた頃には辺りは暗くなっており慌てて食事を取るクロードだった。


演習に参加していた生徒達は皆疲れ切った顔をしていたがやりきったことにより大きく自信をつけていた。

一般生徒の寮は食堂が備え付けられておりメニューは選べないが専門の人が作ってくれるので疲れていても安心である。

食事を取りつつもどうだったかの話をしている生徒があちらこちらで確認された。


翌日まだ疲れが抜けきっていないのか眠そうにしている生徒もいたが平常通りに授業が開始された。

「演習に参加した皆はお疲れ様。眠そうだけどしっかり授業を聞くようにね」

居眠りをすれば授業においていかれるため皆必死である。

無事に授業を乗り越えたクラスメイト達は放課後演習場に集まっていた。

いよいよ今週末には武闘祭が開催されるため最後の追い込みをするためだ。

クロードは全員と模擬戦を行い改善点を教える。

演習を乗り越えたことで全員何かが変わったのを実感する。

しかし一番変わったのはエリーゼである。

厳しいダンジョン攻略を終えて余裕のようなものがあり完成度の高い連撃を繰り出してくる。

今はクロードの方がステータスが高いため対応できているが将来が楽しみであり恐ろしくもある。

クロードはうかうかしてられないなと思うのであった。

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