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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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百九十七話

クロードとエリーゼはダンジョンの3層に挑んでいた。

防具を装備したオークが現れ防具のない箇所や隙間を狙わなければならないため効率が悪いが技術を向上させるためには丁度よい相手ともいえる。

今もエリーゼはオークと対峙して防具の隙間を狙うが狙いがずれて鎧に弾かれる。

エリーゼは外れると同時にバックステップで距離をあけオークの攻撃範囲から逃れる。

3層に潜りはじめた頃は刺突の勢いのまま突っ込みクロードに助けられる場面があったが確実に成長している。

クロードは圧倒的なステータスに強力な装備で力押しをする場面が多く大いに参考になる戦いぶりだ。

エリーゼの戦いのセンスの良さは一種の才能であるだろうがそれに胡坐をかくことなく努力できる姿はクロードからみても眩しく映ったのである。

いつでも助けられるように構えながらそんなことを考えていたクロードの前でエリーゼはオークに挑み続けまた1体倒すことに成功する。

稼ぐなら2層までのほうが効率がいいということなのか3層に潜る冒険者は少なく獲物となるオークは選り取り見取りだった。

接近戦の経験を積んで欲しいのでアーチャーやメイジといった遠距離攻撃できるオークは発見次第クロードが魔法で殲滅してしまうことで落ち着いてエリーゼは技術を磨くことができていた。

神経を使う戦闘が多いこともありこまめに休憩を取りながらも攻略を続けていく。


一方演習に参加していたハバロフも魔物と相対する緊張が解けて技術はまだまだであるが安定して魔物を狩ることができるようになっていた。

「いいぞ。やればできるじゃないか。最初は危なっかしかったけどようやっと安心してみることができるようになったな」

「先輩のご指導のおかげです」

「まだまだ行くぞ」

「はい」


「疲労も溜まっていますし今回はそろそろ切り上げましょう」

「やっとコツをつかんだところだったんだけど無理をしても仕方ないわね」

クロードとエリーゼは転移魔法でダンジョンの入り口まで飛んでそのまま寮へと再転移する。

「そうだ。これエリーゼが今まで狩った分の代金です」

倒した魔物のドロップ品や魔石はクロードのアイテムボックスに回収していたが代金を渡すのを忘れていたのである。

「ありがとう。お小遣いは貰っているけど自由にできるお金が少なくて困っていたのよ」

「今日の分も計算が終わったら渡しますね」

「私は疲れたから戻るわね」

「ゆっくり休んでくださいね」

「クロードもあんまり無理しないでね」

エリーゼはクロードが教材などを作っているのを知っているため体のことを心配していたのである。

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