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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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十九話

本日は朝食の後ネツァルが貸し与えられている客室にきていた。

部屋の中には錬金術に使うであろう道具が並べられている。

「ファイネル殿に頼んでいた素材が届いたので本日は錬金術の基礎を学んでもらおうかの」

「はい」

「まずは材料をすり潰すところからはじめる」

クロードは指定された薬草を乳鉢と乳棒ですり潰していく。

「うむうむ。薬草はそんなところじゃろう。次はこっちの乳鉢で魔石が粉々になるようにすり潰すのじゃ。魔石をすり潰す用の乳鉢と乳棒は魔法陣が刻まれておってな必ずこの乳鉢と乳棒を使うのじゃぞ」

「わかりました」

乳鉢に魔石を入れて粉々になるようにすり潰す。

「それが終わったらすり潰した薬草と魔石をこの秤で分量を量るのじゃ。分量をきっちり測らんと品質が安定しないので重要じゃぞ」

慎重に分量を量り小分けにしていく。

「できました」

「それではいよいよ材料を錬金釜に入れてよく混ぜるのじゃ」

薬草と魔石の粉が均一になるように混ぜていく。

「最後に錬金釜に魔力を流すのじゃ。最初は適量の魔力がわからないと思うから少しずつ流し込むようにするのじゃよ」

錬金釜に手をついて少しずつ魔力を流し込んでいく。

ある程度魔力を流し込むと錬金釜が発光する。

「成功のようじゃの。完成したら薬瓶に詰めて完成じゃ。薬瓶はそこに魔法陣が書き込まれておりこれにより長期間保存できるようになっておる」

薬瓶に出来上がった回復薬を詰めて蓋を閉める。

「下級回復薬の作り方はこれで以上じゃ。簡単じゃったじゃろ」

「これが錬金術なのですね」

「効果の高いものを作るときは材料が増えたり使用する魔力が増えるが基本は材料を適切に処理して魔力を注ぎ込むだけじゃ。感覚を忘れぬように後は作業を繰り返すのじゃ」

「頑張ります」

そこからクロードは薬草と魔石をひたすらすり潰し分量を量っては錬金釜で下級回復薬の調合を繰り返した。


途中昼食で中座したがその後も精力的に作業を続け材料が足りなくなったが幸い今使っている薬草は森で採取していたものだったのでアイテムボックスから取り出し作業を続けた。


大量に作られた下級回復薬はファイネルを通して贔屓にしている商会の流通に乗って売られることとなり一定の利益をあげることになる。

冒険者ギルドにも多くの薬草の採取依頼が出され低ランクの冒険者の収入安定にもつながるのだった。

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