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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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百八十七話

クロードは武闘祭に向けて頑張るクラスメイトの女生徒達を指導した後プロミネンス領の鍛冶屋に転移魔法で飛んでいた。

「親方。いますか」

「おう。いるぜ。ってクロード様じゃないですか」

「親方に作って欲しい武器がありまして」

「詳細をうかがおう」

「これを使って細剣を作って欲しいんです」

クロードがアイテムボックスから取り出したのは風帝龍の牙である。

「またとんでもない素材を出してきやがったな」

「見ただけでわかるなんて親方はやっぱり頼りになりますね」

「一応聞くが何の牙だ」

「風帝龍の牙ですよ」

「どうやって鍛えたらいいか方向性は決まったが完成は2週間ぐらいかかると思ってくれ」

「わかりました。出来上がった頃に受け取りに来ますね」

「期待して待っててくれ」


クロードは無断で学園を抜け出している形になっているため急いで転移魔法で自分の寮に転移する。

そこにドアベルが鳴らされる。

出てみるとレイシャ先生だった。

「クロード君。授業のことで相談があるんだけど今いいかしら」

「どうぞ」

レイシャ先生を寮に入れて紅茶の準備をする。

レイシャ先生は紅茶を一口飲んでから本題に入る。

「クロード君のおかげで女子生徒のほうは問題ないんだけど男子生徒と差が出来ているでしょ」

「そうですね。かなり差が出来ていると思います」

魔法に限らず男子生徒と女子生徒ではあらゆる面で優劣がつきはじめている。

「なんとか差を埋めることはできないかしら」

「僕は男子生徒に避けられてるようなので難しいですね」

「そうなのよね。何でもできるクロード君に嫉妬する気持ちもわかるんだけど」

「先生が用意したということにして教材を用意するというのはどうでしょうか」

「頼めるかしら」

「わかりました。なるべく早く準備しますね」

「問題も片付いたし私はそろそろ失礼するわね」


クロードはレイシャ先生を見送り早速教材作りを開始した。

まずは魔法関連から手を付けようと細かいコツや注意点などをまとめて記載していく。

全体の総量としてはかなりのものになったが恐るべきペースで書き上げる。

一区切りついたところでクロードは明日に備えて寝ることにした。

クロードが男子生徒のために用意した教材は教員達に評価されて正式な教材として取り入れられることになる。


翌日の朝クロードは職員室を訪れてレイシャ先生に出来上がった魔法関連の教材を渡す。

「もう出来上がったの。嬉しいけれどちゃんと寝てるかしら」

「ええ。十分な睡眠は確保していますよ」

「それならいいけれど無理はしないでね」

レイシャ先生に心配されつつもクロードは教室へと向かった。

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[一言] >「なんとか差を埋めることはできないかしら」 「僕は男子生徒に避けられてるようなので難しいですね」 「そうなのよね。何でもできるクロード君に嫉妬する気持ちもわかるんだけど」 差を埋めるより…
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