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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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百八十四話

「休憩も終わったし2層に入る前に注意点を言っておきますね」

「何かしら」

「2層からはゴブリンアーチャーやゴブリンメイジがいる可能性が高くなります。遠距離からの攻撃にも十分注意してください」

「わかったわ」


2層に入りしばらく進むとゴブリンの集団と遭遇する。

ゴブリンメイジが混ざっておりエリーゼの動きを確認しつついつでも援護できるように身構える。

エリーゼは1層と同じようにアイスニードルでゴブリンの数を減らしにかかる。

前のゴブリンが倒れたことでゴブリンメイジの射線が通りファイヤアローを放ってくる。

エリーゼは咄嗟に下がるが射程から完全に離脱するには至っていない。

クロードはウォーターアローでゴブリンメイジの放ったファイヤアローを相殺する。

「助かったのじゃ」

「集中してください」

危機はまだ去ったわけではないので注意を促す。

エリーゼはゴブリンメイジにアイスアローを放つ。

ゴブリンメイジは魔法を撃ったクールタイム中でまともに動けずアイスアローが直撃して霧となって消える。

エリーゼは動きを止めることなく細剣を手に残ったゴブリンを倒しにかかる。


無事にゴブリンの集団を殲滅することに成功したエリーゼは安堵の溜息をこぼす。

「失敗しました」

「最初に遠距離攻撃のできる者を排除するか敵を肉壁にして射線を遮るようにするといいですよ」

「そういうことは先に言ってほしかったです」

「何事も経験ですよ。攻略法を先に教えても実感できなかったと思いますから」

「気を取り直して次にいきましょう」


その後も遠距離攻撃をできる相手にやや苦戦する場面があったが順調にゴブリンを狩り続けた。

「今日はこれぐらいにしておきましょうか。安全地帯に戻って休みましょう」

「そうね。疲れたわ」

安全地帯に戻ってきたクロードはエリーゼに休んでいるように言って食事の準備をはじめる。

安全地帯には他の冒険者も何人かおり仲間同士で固まっているようだった。

クロードは生活魔法でお湯を出して鍋に入れてそのまま沸騰させ携行食の粉末を入れる。

その一方でアースドラゴンの肉と野菜を串に刺して炙り仕上げに秘伝のタレを塗る。


「さぁ。出来ましたよ。食べましょう」

「えぇ」

食べようとしたときに一人の男が近づいてくる。

「いい匂いさせてるな。よかったら何本か売ってくれないか」

「構いませんよ」

材料は大量にあるため承諾してクロードは追加の準備をする。

出来上がった串を男に渡して代金を受け取る。

男は嬉しそうな顔をして仲間の元へと戻っていった。

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