表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

173/688

百七十三話

「そういうことなら私が見てあげるわ」

「お願いします」


レイシャ先生は報告書を読みこんでいく。

「よくまとまっているし演習の問題点も書かれていて完璧よ」

「ありがとうございます」

「担当の先生には私から渡しておくわね」

「お願いします」


クロードの報告書は担当の教師から学園長へと渡り理事長のもとまで運ばれていた。

「なるほどね。魔道具の導入による生徒の保護か。確かにこれが実現できれば生徒達をより安全に演習に参加させることができるね」

「ええ。言い出したということはクロード卿には入手の目処がたっているのでしょう」

「予算を下ろすから確認をとってくれるかな」

「わかりました」


クロードは学園長室に呼び出されていた。

「失礼します」

「クロード卿。よくきてくれました」

「ご相談があるとのことですが何でしょうか」

「演習の報告書に書かれていた魔道具の件です。用意することは可能でしょうか」

「簡単な素材と魔石があれば作れますが」

「素晴らしい。理事長に話をして予算が下りましたのでお願いしてもよろしいでしょうか」

「わかりました。錬金術工房があるといいのですが」

「学園にある施設を使っていただいて大丈夫です」

「それでは早速作りに行ってきますね」


学園の外れにある錬金術工房はあまり使われていないらしく寂しさをうかがわせたが設備は整っており安心して作業ができそうだ。

クロードは魔石と材料となる素材をアイテムボックスから取り出して作業をはじめる。

作るのは簡易的な結界を張ることのできる指輪型の魔道具と投げつけることで爆発を起こす玉型の使い捨ての魔道具だ。


錬金術工房に引きこもること数日。

ひたすらに作業をこなし必要な数を十分確保することができた。

出来た魔道具をアイテムボックスにしまって学園長室を訪ねる。

「失礼します」

「何か問題でもありましたか」

「頼まれた魔道具が出来ましたので確認をお願いします」

「なんと。もうできたのですか。もう少し時間がかかるかと思っていましたが」

「簡単な物でしたから。確認をお願いします」

アイテムボックスから出来上がった品を取り出して並べる。

「指輪の方は魔力を流すことで簡易的な結界を張ることができます」

学園長は試しに1つ手に取り指にはめて魔力を流すと結界が生成された。

「確かにこれは便利ですな」

「もう一つの方は投げつけるだけですが扱いには十分注意してください」

「わかった。周知を徹底させよう。それで報酬だが少し待ってくれ」

学園長は金庫までいくと下りた予算を持ってきてクロードに渡す。

「確かに受け取りました」

「また何かあれば頼むだろうからよろしく頼むぞ」

「はい」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ