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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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百六十九話

クロードは上級生の演習の安全を図る為準備をしていた。

そこにドアベルが鳴らされる。

扉を開けるとエリーゼが立っていた。

「クロード。おはよう」

「おはようございます」

「これ私が作ったのよかったら食べて」

「ありがとうございます。大切に食べますね」

「クロードのことだから大丈夫だと思うけど気を付けて行ってきてね」

「はい」


クロードはエリーゼに見送られて演習場を目指した。

上級生達は準備万端というように集まっていてクロードは教員達が集まっている方へ向かう。

「遅れてしまいましたか」

「いや。まだ集合時間には少しあるので大丈夫ですよ」

今回の演習はゴブリンがよく集落を作る森に向かうことになっている。

「え~。少し早いですが全員集まりましたのではじめさせていただきます。今回の演習では皆さんの安全を確保するためにクロード卿が参加されます」

「皆さん。クロードです。よろしくお願いします」

「事前の振り分けの通りに馬車に乗って移動します」

「それでは僕は先行して問題がないか確認してきますね」

「お願いします」


クロードはアイテムでグリフォンを呼び出すと目的の森を目指した。

森に到着したクロードは危険な群れがいないか確認するために単独で森の中に入り込む。

クロードが倒してしまっては演習にならないので隠蔽の技能を使いゴブリンに気づかれないように配慮しながら確認していく。

上位個体であるホブゴブリンやソードゴブリンなど上位種は認められるが危険な個体がいないのと転移門が設置されていないのを確認して森の入り口に転移魔法で移動する。


転移魔法で入り口に戻ると上級生を乗せた馬車が到着したところだった。

教師の一人が話しかけてくる。

「クロード卿。お疲れ様です。中の状態はどうですか」

「特に異常は見つかりませんでした。このまま演習を開始して問題ないと思います」

「わかりました」


上級生達は馬車を降りて整列している。

「何も問題ないとのことでこれより予定通り演習を行います。集団のゴブリンは危険度が跳ね上がるのでしっかり警戒してあたってください」

上級生達は4人1組となり次々と森に入っていった。


教員達はこのまま入り口に待機して問題が起きれば対処することとなる。

「クロード卿。1杯どうですか」

「ありがとうございます」

教員が入れてくれた紅茶を受け取り一服する。

「それにしてもクロード卿はグリフォンを使役しているのですね」

「洗礼の時に貰ったアイテムの中に入ってたんですよ」

「それは羨ましい限りですな」

空をかけて移動できるメリットは大きくそれが可能な者は限られているのだった。


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