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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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百六十七話

演習に参加していたクラスメイトを助けるために上級生の何人かは怪我をしたが無事に撃退したり逃げることに成功して被害は最小限に抑えられた。

王宮騎士団は念のため夜が明けたら森の調査をするということで残り演習に参加した者達は学園へと戻ることになった。


翌日教室に集まったクロード達はレイシャ先生の話を聞いていた。

「演習はめちゃくちゃになってしまったけど皆が無事でよかったわ」

「私達を庇って怪我をした先輩達は大丈夫なんですか」

「幸い大きな怪我はなかったから回復魔法で完治したわ」

安堵の声が教室中に広まる。

「安心したところで演習の評価を発表します。1位はクロード君とエリーゼさんの組よ」

ヘルハウンドはカウント外であるがクロードが探索してエリーゼが討伐した魔物の数は断トツで1位だった。

他の人の順位も次々と発表されていく。

「成績の良かった人はこれからも頑張ってね。残念ながら成績が振るわなかった人も頑張って修練してくださいね」


予定ではまだ森の中にいるはずだったがそれを埋め合わせるように実技系の授業が普通に行われた。

放課後も普段通りに課外授業をおこなう。

本日は魔法の練習ということで女子生徒達は新しい魔法を覚えたいというので詠唱ありで中級魔法を実演してみせて女子生徒達は気に入った中級魔法の練習を繰り返していた。


「クロード君。ちょっといいかしら」

「レイシャ先生どうしましたか」

「昨日の件で王宮から呼び出しがかかっているわ」

「わかりました。回復薬は置いていくのでここの監督を任せてもいいですか」

「わかったわ」


迎えに来ていた馬車に乗り込み王宮へと向かう。

今回クロードを呼び出したのはルーシェン軍務大臣だったようでルーシェン軍務大臣の執務室に通される。

「クロード殿。呼び出して申し訳ない」

「いえ。昨日の件ということは転移門のことですよね」

「安全を確保したはずなのに危険な事態になったということで問題になっている」

「転移門が設置されたのはたまたまだとは思いますが」

「我々もそう考えているが今後の演習をどうするのかとうるさい連中がいてな」

「騎士団を派遣するわけにもいかないですよね」

「意見としてあがったが他の業務に支障をきたすということで却下ということになった」

「それなら僕が毎回同行しましょうか」

「クロード殿の負担が大きいがそう言ってもらえると助かる」

「わかりました」


こうして単独で強力な魔物を討伐できるクロードを組み込むことで全学年の演習は予定通り進められることとなる。

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