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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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百六十五話

夕暮れまで魔物を狩り野営の準備をはじめた。

常時魔法で火を灯すのは大変なため枯れ木や枝を集めて山を作る。

クロードは生活魔法でお湯を出して鍋をいっぱいにする。

水ではなくお湯を出したのは調理時間を短縮するためだ。

生活魔法で火を出して沸騰させたら学園側が用意した携行食の粉末を投入する。

「なんか。手慣れてるわね。私達のすることがないんだけど」

「魔物見つけるのも俺達より早かったし的確な指示を出していたしな」

先輩達には悪いことしちゃったかなと思いつつ追加で狩ったショートラビットの肉を焼いていく。

「クロード。何か手伝うことはないの」

「スープをよそって配ってください」

「わかったわ」

1国の姫とはいえ今は演習に参加する1生徒である。

人数分の肉を焼いたクロードは仕上げに秘伝のタレをかけて皿にわける。

「先輩達もできましたよ。冷めないうちに食べましょう」

「そうね。頂くわ」

「おっ。この肉凄く美味いな」

「本当だわ。美味しい」


食事を終えたクロード達は夜番の順番を決めていた。

「俺とこの子で先に番をするからお前は寝ててくれ」

エリーゼと男子の先輩が先に番をすることとなりクロードと女性の先輩は眠りにつく。


適当に枝を火にくべつつエリーゼと男子の先輩は話をしていた。

「なぁ。クロードって奴。場慣れしすぎてやいないか」

「クロードは素材集めで色々飛びまわってたって言ってたから」

「一体何者なんだ」

「5歳でゴブリンロードを単独討伐して陞爵されてから国に貢献して今では辺境伯ですよ」

男子の先輩は担任が規格外が一人交じってるけど気にしないようにと言っていたけど自分がその相手を引き当てるとはと考え込んでしまう。

「それって正直この演習に参加する意味あるのか」

「正直ないと思うわ。学園は王族も貴族も平等に扱うことになっているけれど1国の姫に何かあれば問題になるから私への配慮じゃないかしら」

「俺たちの実力で姫様の監督を任された時点でおかしいとは思っていたがそういうことか」


夜は何事もなく更けていき交代の時間となり女性の先輩とクロードは紅茶を飲みつつ談笑していた。

「クロード君の話は参考になるわ」

「恐縮です」


一方他のクラスメイト達は森での泊まり込みの経験がなく眠れない夜を過ごしていた。

「横になってるだけでも違うからとにかく体を休めろ。明日からの行動に差し障るぞ」

引率の上級生達は自分達も通った道であるため冷静に対応をしていた。

とにかくどこでも眠れるように慣れさせるしかないがすぐ起きれないのはそれはそれで問題なため頭を悩ませるのであった。

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