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独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


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百六十四話

「は~い。皆さん注目」

レイシャ先生が教壇に立ち視線を集める。

「明日から2泊3日で森での演習を行います。この演習のために王宮騎士団の方々が危険な魔物を排除してくれて優秀な先輩が監督者として皆のサポートをしてくれることになっています」

演習と聞いて皆はざわざわと隣の者と会話している。

「はい。私語は慎むように。必要な物は学園で用意します。2人1組で1つの班に先輩が2人ついて4マンセルを組むこととなります」

交代で夜番をするとしてもギリギリの人数だ。

「それでは班編成を発表します」

次々と発表されクロードはエリーゼと組むこととなった。

「不平不満があるかもしれないけどこれは普段の成績から考慮されたことなので納得してくださいね。それでは質問がなければこれで解散です」

皆質問はないようでこのまま解散となった。


クロードの周りには課外授業に参加している女生徒達が集まっていた。

「今日は明日からの演習に備えて課外授業は無しです」

「クロード君は魔物を討伐したことあるのかしら」

「5歳の時から魔物の相手をしていますよ」

「私達うまくやれるかしら」

「普段通りの動きが出来れば大丈夫ですよ」

不安を抱えている女生徒達にアドバイスを送って少しでも自信をつけさせる。


一方ハバロフ達男子生徒はこの演習で活躍して見返してやろうと奮い立っていた。

「ここでいい所をみせて絶対見返してやろうぜ」

「誰が一番魔物を討伐できる競争しようぜ」

「お前の腕じゃ無理だって」

「お前だってそう変わらないだろ」


それぞれの思いをのせて演習当日となる。

朝早くに演習場に集合したクロード達は学園側が用意したリュックサックを背負い監督役の先輩達の指示のもと王都を出て森へと向かう。

「残っている魔物は小物ばかりだから頑張ってね。危なくなったら助けるから心配せず挑んでいってね」

「はい」

今回クロードはエリーゼに経験を積んで欲しいので基本手だししない方針だ。

気配探知で魔物の反応をうかがいながら森へと足を踏み入れる。

「エリーゼ。前方にショートラビットがいるけどわかる」

「ちょっと待って。いたわ」

「魔法で攻撃してみよう」

「わかったわ」

エリーゼはエアカッターを無詠唱で放ち見事ショートラビットに命中する。

「当たった。当たったわ」

「うん。落ち着いて狙えば難しい相手じゃないでしょ」


その後もクロードが気配探知で魔物の位置を探りエリーゼが危なげなく狩っていく。

クロードとエリーゼの担当になった上級生は見事な手際にすることがなかった。

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