表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

135/688

百三十五話

父様との話し合いが一段落ついたころ書斎に母様が顔をだした。

「クロードが帰ってきていると聞いたのだけど」

「母様。お久しぶりです」

「仕事の話もいいけれど家族揃ってのお茶にしないかしら」

「うむ。それはいいな。ちょうど疲れていたところだ」

父様と母様と共に居間に移動する。


「ふふ。いい茶葉が手に入ったのよ」

母様は上機嫌で自ら紅茶をいれてくれる。

そこに遅れてファールハイト兄様が入ってくる。

「クロードお帰り」

「ファールハイト兄様。ただいまです」

領主となってニーパス領で過ごす時間は増えたけれど帰ってくる家はやはりここなのだと実感する。

「そうだ。お土産があるんですよ」

アイテムボックスからニーパス領で造っているワインを取り出す。

「うちの領で造っているワインです。よかったら皆で飲んでください」

「ありがとう。後で飲ませてもらうよ」

「クロードももう9歳。来年は学園に通うことになるのね」

「クロードは色々規格外だから教える先生達も困るだろうね」

「友達が出来るといいのですけど」

「大丈夫よ。クロードはこんなにいい子なんだもの。友達もいっぱいできるわ」

その後も様々な話をして穏やかな時間を過ごした。


家族との心温まる一時を過ごしたクロードは転移魔法でニーパス領に戻っていた。

大半のことは代官であるミッシェルがこなしてくれるがクロードが判断しなくてはいけないこともあるためだ。

今目を通しているのは領内の魔物被害をまとめた報告書である。

「フォレストウルフが異常繁殖しているのか。このままだと村や街道まででてきそうだな」

「村には兵士を派遣して街道の警備も強化しておりますが被害が出るのは時間の問題かと」

「騎士団も他所にまわしていて余裕がないしこれぐらいの相手だったら僕が討伐してくるよ」

「まったくいないわけではないですが領主が自ら討伐に行くのは褒められたことではないのですけどね」

「僕には戦う力があって民を守るのが領主の仕事ですから」

「わかりました。気を付けていってきてください」


ミッシェルさんに見送られ執務室を出たクロードはそのまま外に出てグリフォンを呼び出す。

「さてと。ちゃっちゃとすませよう」

目指すのはフォレストウルフが根城にしていると思われる森である。

森に到着したクロードはグリフォンを降りて気配探知で気配を感じ取りながら森の中に入っていく。

森の中に入ると早速見張りと思われるフォレストウルフと遭遇する。

フォレストウルフは遠吠えをして侵入者がいることを群れ全体に知らせてから襲いかかってくるのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 動物とか獣って強者に従う傾向にあるし余程の馬鹿じゃなければフルボッコタイムに回復させてやればペットにできるんじゃね?
2021/04/07 20:08 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ