表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活  作者: 髙龍


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

130/688

百三十話

「それでクロード。本当に買ってくれるのかや」

「ええ。構いませんよ」

クロードは代金を店主に払いネックレスを受け取る。

「つけてくりゃれ」

「それでは失礼して」

クロードはエリーゼにネックレスをつける。

「ありがとうなのじゃ。これは妾の宝物にするのじゃ」

エリーゼは屈託ない笑顔で笑っている。

「そろそろ戻らねばならないお時間です」

「もうそんな時間なのかや。何かお礼をしたい所じゃが父上にはこのことを話しておくのじゃ」

「それではまた会えることを楽しみにしております」

「うん。またなのじゃ」

エリーゼと護衛の兵士が人混みに消えていく。

クロードもそろそろ謁見のため王宮に向かうのであった。


謁見の間にはすでに多くの貴族が集まっておりクロードも慌てて列に並ぶ。

間もなく国王陛下の入室を係の人が告げる。

「国王陛下。ポセイドス・ド・ゲルマン陛下のおな~り~」

声と同時に膝をつき頭を下げる。

「皆の者楽にしてくれ。今回は急な呼び出しに応えてくれて感謝する」

陛下の言葉で頭をあげて話に集中する。

「つい先日ニーパス領がシルフィード皇国から侵攻を受けた」

陛下の言葉に周囲の貴族がざわめきだす。

「皆の者。陛下の言葉の途中である。静粛に」

秩序を取り戻したのを確認して陛下が再び話しはじめる。

「領主でクロード・フォン・プロミネンス子爵が王宮第三騎士団と協力してこれを退けた。これにより我が国は賠償金と交易の自由化を勝ち取った。これを受けて功績を称えてクロード・フォン・プロミネンス子爵を伯爵に陞爵するものである」

「クロード・フォン・プロミネンス子爵前へ」

呼ばれて前に出て膝をつき頭を下げる。

「先ほど言ったようにそなたを伯爵に陞爵することとする」

「ありがたき幸せにございます」

「時にイリウム第三騎士団長に聞いたのだがそなたの騎士団は全員がドラゴンの装備で固めているそうだな」

「その通りでございます」

「今回の働きと今後の働きを期待して余から竜の文字を送ろう。これからは竜騎士団と呼称するがよい」

「今後も期待に応えられるよう努力いたします」

「下がってよいぞ」

元の位置に戻って列に並ぶ。

「現在魔物の動きが活発化しているのは皆も知っての通りだと思う。他の者も軍備を固め民を守れるよう努力せよ」

国王陛下の退室を待って立ち上がり退室しようとしたところを使用人に呼び止められる。

「国王陛下がお待ちです。応接室にご案内しますのでお付き合いください」

使用人の後を続いて応接室を目指すのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ