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エッセイ的脳内垂れ流し駄文  作者: くさしげ煉牙
3/3

脳3 1万円で机をD.I.Y.したった

 愛機であるノートパソコンさんが調子を崩されました。10分ごとにフリーズするのです。


 しかし、こんなこともあろうかと、数年前に買ったはいいがセットアップが大変だからと埃をかぶってたデスクトップパソコンを引っ張り出して事なきを得た。


 緊急措置につきパソコン本体とモニターの置き場がなく、床に直置きでマウスをぐりぐりしていると、腰が痛くなってきました。


 いい机がないかなぁ、と部屋を見回すと、ふと目に留まったのは漫画等を収めたカラーボックス。




 ピコーン! いいこと思いついた!


 カラーボックスの上に板を載せて机を作ればいいんだ!




 幸いなことに、カラーボックスは4つもあります。これをすべて使えば、相当大きな机ができるでしょう。


 しかし、問題点が発覚しました。


 なんとこの4つのカラーボックスの高さが違っていたのです。87cmが二つと89cmが二つ。


 このまま使えば、傾いた机ができてしまいます。


 そんな机は嫌だ! と近所のホームセンターへ飛び込みました。どちらかのサイズに合うカラーボックスを買うためです。


 もちろん、天板となる板もチェックします。ほほう、コンパネとな? でかくて頑丈そうじゃないか。おお、塗装したのもあるのか。幅は90cmか。カラーボックスの長さは45cmぐらいだったから、二つ並べればちょうどいいじゃないか。


 おっとそのカラーボックスを忘れてはいませんよ。天板は後回しです。


 探していると発見しました。自力で組み立てる1種類しかないですが、高さが合えば問題ありません。ちゃんとチェックすると「90cm(製品によっては多少の誤差はあります)」。


 うん、これならいける。なあに多少小さいほうが誤差が小さくなるさ!(なぜかこの時、1cm小さい製品だと思い込んでいた)


 意気揚々と二つ買って帰り(価格1180円×2個)、さっそく組み立てます。慣れない作業と一人でしていたこともあり、時間がかかりましたがどうにか出来上がりました。


 念のため高さを確認します。90cm。おやぴったりですね。さすが大量生産品。誤差がないのはいいことです。


 って良くない! せっかく買ったカラーボックスまで高さが違うとか、結局傾いた机になっちゃうじゃん! どうすんだよ!


 高さ違いのカラーボックスが3セット。外を見ればすでに夕暮れ時サンセット


 よし、今日はもう寝て、続きは明日にしよう。




 明けて翌日。寝てすっきりした頭でいいことを思いつきました。


 家にあるカラーボックスはどれも3段なのですが、この下段の棚に入れた書籍は取り出しにくいのです。取り出すために、いちいち床に座る必要があるためです。


 ならばこの下段に、デスクトップパソコンを収納しようじゃないか!


 早速サイズを測ってみます。高さ・幅・奥行。どれもぴったり収まります。ぴったり過ぎてパソコン背面のコードが折れ曲がります。


 これは、カラーボックスの背板を外したほうがいいな。そう考えた瞬間、覚悟が決まりました。




 よし、もう2つカラーボックスを買おう。




 せっかく組み立てたものをバラシて、背板を外し、また組み立てる。そんな面倒なことは嫌だ! それよりもちゃんとサイズの合ったカラーボックスを新たに買い、下段の背板をはめ込まずに組み立てよう。


 決意も新たに、2日連続でホームセンターへ。今回は見繕っていたコンパネも買います(価格1180円×2個。塗装コンパネ1580円)。


 コンパネを持って帰るのに、ホームセンターの軽トラを貸してもらいます。慣れない車に四苦八苦しながらも、安全運転で帰宅。コンパネとカラーボックスを下ろしてすぐさま軽トラを返します。


 2日連続の組み立て。手順は頭の中に入ってますが、ドライバーの回し過ぎで手のひらが痛い。見ると赤くなって豆ができてました。


 そんな名誉の負傷を負いつつも、カラーボックス(下段のみノー背板バージョン)完成! 早速部屋にセッティングしていきます。


 ベッドの横から壁際へ2列向かい合わせでカラーボックスを並べます。そしてその上に天板としてコンパネを載せれば……




 完成!




 うわー広ーい! コンパネのサイズは180cm×90cm。パソコンのモニターを2つ並べて置いても全然余裕です!


 ウキウキしながら新しい机の使い心地を試していましたが、気になる点がいくつか出てきました。




 問題点その1

 コンパネのふちが引っかかる。


 机に座り、マウスやキーボードを操作していると、天板の縁に手や服が当たります。


 当たり前の話ですが、コンパネの縁はただカットされただけです。木くずやささくれがあったりします。


 それが当たるので、手が痛くなったり、服の裾が引っかかったりします。




 問題点その2

 ベッドにはみ出している。


 机をセットするにあたり、ベッドの横に隣接するようにL字に配置しました。


 壁とベッドの空間は約150cm。先ほど書いたようにコンパネのサイズは180cm。ベッドの上に30cmばかりはみ出してしまいます。


 もちろん机はベッドの足方向に設置したので、寝起きで頭をぶつける、ということはありませんが、問題点その1と同じ理由で、布団が引っかかる可能性があります。




 問題点その3

 カラーボックスの背面に足が当たる。


 ベッドで寝返りを打つ、あるいはベッドから降りるとき、すぐ横に配置したカラーボックスの背板を蹴ってしまうことがありました。


 無論、そんなに力は入ってないので、ケガをしたり背板が割れるようなことはありませんでしたが、この先もそうだとは限りません。




 問題点その4

 パソコンが滑る。


 カラーボックスの下段に、横にしたデスクトップパソコンを直置きにしています。なので、起動ボタンを押すたびに奥へ滑ります。


 これが微妙にストレスになるので何とかしたいところ。




 1日たって問題点が出てきたので、それを解決すべく3日連続でホームセンターへ。


 問題点その1とその2のためにガードクッション(価格798円×2個)を買います。これをつければ、たとえ当たったとしても痛くなったり布が引っかかったりすることもないはず。


 おっと、つけると言えば両面テープ(価格598円)を忘れてはいけません。これがないと、せっかく買ったガードクッションが取り付けられませんからね。


 問題点その4のために滑り止め(価格598円)も買いましょう。サイズに余裕があるので、問題にはなってませんでしたが、机の上に置いたモニターの滑り止めにも使えます。


 残る問題点はその3、カラーボックス裏の処置です。何かいいものはないものか、と見ていると、ありました!


 ゴム製のクッションマット(価格898円)! サイズもほぼぴったりの90cm×60cm。これで決まりです。


 すべて買って帰り、設置して今度こそ完成です!




 こうして、3日間にわたる「机D.I.Y.作戦」は成功に終わり、予算も9990円とタイトル通りに収まった作者は、この感動をだれかと共有したいとこの文章を書き上げたのでした。




 ……あ、エアコンの真下に机を設置したから、暖気が床まで届かない。足元めっちゃ寒い。

 なお、本文内の価格はすべて「税別」です。


 あと、パソコン関係のもの(コード類、スピーカー)も買ったんで予算は余裕でオーバーしてます。

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