脳2 アクセルレスカーの提起
リハビリがてらに、こっちを更新。
近年、車のアクセルとブレーキの踏み間違いによるコンビニダイレクト入店のニュースがテレビを騒がせていました。
昨今はあおり運転にその座を明け渡しましたが、じゃあなくなったのかというとそんな事はありません。報道されなくなっただけで踏み間違い自体が自然収束したわけではないのです。
「踏み間違うなんて老人だけだ」なんて思ってらっしゃる方もいると思いますがとんでもない。作者自身も免許取り立ての頃、靴を新調したためにアクセルとブレーキの感覚がわからなくなったこともあります。
もちろん歳をとった人のほうが、反応速度の低下や筋力低下などの理由で、誤操作をする割合は増えます。それは裏を返せば、まだ若い世代でも30年後、40年後は踏み間違いをするかもしれない。
「その時は免許返納して車を運転しなきゃいい」と思うかもしれませんが、誤操作して事故を起こしてから免許返納しても遅いのです。事故を起こさない取り組みが必要なのです。
踏み間違いをなくすにはどうしたらよいか、ガソリンスタンドでバイトをしたこともある作者は考えました。
そうだ、ペダルを一つにすればいいんだ!(小学生並みの発想)
早速ネットで検索してみると、ありました! ペダルを一つにする「ワンペダル」という後付装置が!
しかしこれも、「踏めばブレーキ、横にずらしてアクセル」と、操作方法が2種類あります。これはとっさの時、斜めに踏んで誤動作を起こす可能性はゼロではありません。
ならどうすればよいのか。
そうだ、ペダルを一つにすればいいんだ!(15行ぶり2回目)
自動運転の技術発展は目覚ましく、ここはひとつ前に進むのは車に任せ、ブレーキペダルのみにするのはどうでしょうか。この車を仮に、アクセルのない車、アクセルレスカーと名付けましょう。
クリープ現象もあることだし、現在の技術でも不可能ではないはずです。
もちろん、どこまでも加速し続ける車など、危険極まりないです。速度上限が必要でしょう。
では何キロを上限にすべきか? これは難しいです。
高速道路を参考にすれば、一般道ではブレーキを踏みまくり、逆に危険な運転になるでしょう。
なので、速度の上限は手動で変更できるようにしましょう。
ハンドルを握った時の親指付近にボタンが有るタイプのハンドル。あんな感じで上ボタンを押すとプラス10km/h、下ボタンを押すとマイナス10km/h、10km/hから100km/hまでの9段階に変速できるようにすればどうでしょうか。
スピードメーターも「48 / 50km/h」みたいな感じで現在速度と上限速度を表示できるようにすればいいと思います。車の購買層を踏み間違いをおこし易い高齢ドライバーだと想定すると、メーターパネルは大きなデジタル表記にして老眼でも見やすい工夫が必要かもしれません。
坂道発進や重量物運搬時には、それ専用のギアが欲しいですね。低速トルクのギアをシフトレバーに追加して、アクセルレスカーの完成です。
こうしたアクセルレスカーの利点は、踏み間違い防止だけでは留まりません。
まず、アクセルを車側が制御してるので、急発進がなくなります。(メーカー側が設定した)ゆっくりとした加速で動き出すので、事故を起こしにくくなります。
次に、右足は常にブレーキに置いているので、とっさの時の急停止も反応が早くなります。足をアクセルからブレーキに踏み変える必要がなくなるから、ここでの踏み間違いもなくなります。
最後に、3つくらい利点をあげたかったけど、思いつかなかった。ゴメン。
こうしてできたアクセルレスカーは、「車側がスピードを判断する」という、馬車の時代には出来ていたことに、ようやく追いつくことができるのです。
これで後は、法整備か……(さすがに現行の車検では、アクセルペダルない車は通りません)。
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