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最高の一球  作者: ユウア
5/5

自己紹介(一年生)

それからも何度か翔に連れられて野球部に足を運んだ。そして体験入部を重ね少し悩んだが、結局は野球部に入部することとなった。



そして、場所は野球グラウンドに移り、数人の一年生が一列に並び、その一年生の前に二・三年生かが集まっていた。



「まずは、お互いに自己紹介をしてもらおうかな。まずは一年生から」

と監督から促され、端の生徒から自己紹介を始めた。


前島まえじま ゆう  ショート

八重やえ じゅん  サード

山西やまにし 雷太らいた ファースト

西谷にしや けい  セカンド

多田ただ たけし  レフト

宇田うだ かい  ライト



殆どの自己紹介が終わり、残りは翔と康のみとなった。翔は大きく一歩前に出て自己紹介を始めた。



速水はやみ しょうです!菊央中学ではセンターをやってました!よろしくお願いします!」

翔の自己紹介が終わると同時に周囲がざわめき始めた。『菊央ってあの菊央か!』 『なんでそんな奴がこの学校に?!』など、そんな言葉が康の位置まで聞こえてくる。それを聞きながら、康は何故自分が最後なんだ!と強く思った。翔のせいで明らかに自己紹介できる雰囲気ではなくなったし、何人かは彼の方を意味深げに見つめ始めたからだ。



翔が康も同じ中学出身だと言ったら、後々面倒になる。なので絶対に話さないでほしい。そう思いつつ、早く自己紹介を終えたい康は今か今かと出番を待っていた。


「はいはい、そこまで。まだ自己紹介は終わってないよ」

最上さいじょう こうです。キャッチャーをやってました。よろしくお願いします」

場が静かになったところで、すぐさまに自己紹介をする。何とかこの場を逃げ切れればと思っているが、それはあの男によって崩されていくこととなる。



「康君、確か君は入学時から翔君と仲が良かったね。.....もしかして、翔君と同じ中学出身なのかな?」

「ええ、一応そうですが」

監督のその鋭い質問に答えるしかなかった康は、正直に答える。その言葉に、『やっぱりそうなんだ!』 『この学校に二人も入学したのか?!』 『あいつがあの?!』など、またその場は慌ただしくなり、監督が止める羽目になった。


「じゃあ次は二・三年生の自己紹介だね」

監督の言葉とともに、次は二・三年生の自己紹介が始まった。


まあ、結局は野球部に入りましたね。因みに翔は最初から野球部に入ることを決めていましたが。


次回は自己紹介二・三年生です。どんなキャラが出るのか。



次回もお楽しみに~!

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