Episode.31
「なんか、思ってた感じとちがう…」
「えっ!?(; ・`д・´)」
「『大学生』ってもっと、
『お兄さん!』って思ってたから」
「ゔっ (; ・`д・´)」
「言われてみれば。。確かに」
「ゔっ (; ・`д・´)」
「高校生って言われても分かんないかも」
「…歌声はおじさんだけど 笑」
「ゆずきお姉ちゃんとおなじ年なんだよね?」
「…い、一応 (;・∀・)」
「弟みたい」
「ゔっ (; ・`д・´)」
「ぷっ 失笑」
「『弟』 笑」
「でも私からフォローしとくけど」
「この中でフントくんが、
1番難しいの見れるんだからね♪」
「そうなんだ!」
「…い、一応、ロシア語が見えます (;・∀・)」
「ロシア語!」
「あは 笑」
「小学生に対して敬語て 爆笑」
「『ロシア語』って、どんなのか知らないかも」
「待って」
「今見せてあげるね」
「はい」
застежка-молния
「わっ!」
「なんかイモ虫みたい!」
「でもなんでこれが、ロシア語だって分かったの?」
「…か、カタチを見てなんとなく (;・∀・)」
「カタチで分かるなんて、すごい」
「…い、一応、『だいがくせー』なので (;・∀・)」
「『ロシア語』はタテと横、どっち?」
「横!?」
「あれ、横のもあんだ!」
「あれ?」
「結愛しか見えないのかなぁ、あれ…」
「ん?『あれ』とは何でございましょう」
「結愛についてきて!」
タタタタタ…
「…さ、さすが現役小学生 (;・∀・)」
「フットワークかるっ! 笑」
「あれ?もしかして見失った?」
|д゜)チラッ
「ゆずきお姉ちゃん、こっちこっち!」
「あ、いた 笑」
「なんで隠れてるの?」
「んっと…あれ?」
「フントお兄ちゃんは?」
「…はぁはぁ(;´Д`A」
「遅っ! 笑」
「…ひぃほぉ(;´Д`A」
|д゜)チラッ
「フントお兄ちゃん、こっちこっち!」
「…ふうぅう」
「さ、酸素が足りない…」
「チョー運動不足 笑」
「あそこに
『こわいおじさん』がいるでしょ」
「どこどこ?」
「あ」
「あの人?」
「どこどこ?」
じーっ
「フントくん!
ガン見し過ぎ!」
お前、何見てんだ!
「す、すみません!!(;´Д`)」
ε=ε=┌(;゜д゜)┘
「?」
「…あそこで何してるんだろ」
( ゜д゜)ハッ!
「まさか、クスリの密売…とか?」
「でも人通り、割と多いよ」
「あのおじさんが立ってる、
後ろの道にあるの」
「『おじさん』のぉ」
「後ろのぉ」
「あ」
سَحاب
「フントくん、あったよ!」
「どこどこ?」
「あの人の後ろの道の、タバコの自販機ら辺!」
「んー…」
「あ」
سَحاب
「ホントだ」
じーっ
「あれ?」
じーっ
「なんかあれ…」
だから何見てんだ!
「フントくん!こっち見てる!」
「逃げよ!!」
「あ」
「すみませんすみませんすみません!!(;´Д`)」
ε=ε=┌(;゜д゜)┘
「はぁ…はぁ…」
「追いかけて、来てないよね?」
「うん、へーき」
「あ!」
「フントお兄ちゃんがいない!」
「まさか…」
「捕まっちゃった、とか…」
「…いや、ここに(;´Д`A」
びくっ!
「!?」
「びっくりしたぁ。。」
「お兄ちゃん、にげるのは早いんだね 笑」
「あの人も見えるのかな~」
「…でも風貌的に勇者っぽくは…」
「だから私たちも『ぽくない』って」
「結愛ちゃん、あのおじさん、
いつもあそこにいるの?」
「ううん」
「いつもいないけど」
「ときどきいる」
「で」
「ん?」
「さっきフントくん
なんか言いかけてた、よね」
「あ」
「さっきの横のやつ」
「うん」
「ちょっと『開いてた』ような気が」
「え!?」