その30・採取チェキラ
*****読んでくださってありがとうございます!*****
ちびちび書いてきて、30話目になりました!
アホな小説を温かく見守って下さりありがとうございます。
年末年始、仕事の合間にたくさん書けたらと思いますので、よろしければ空いたお時間に読んでやって下さいませ〜!
「サンダーダー先輩は…」
「ふふふ」
(ドヤ顔)
「化け猫だったんですか⁈」
ズコーと分かりやすくコケる先輩。
「化け猫じゃないわよ!絶世の美女!」
「え、じゃあ、美女の方が本体なんすか?」
何気に重要な質問である。
「えーっと…いや実は、ワタシ自身もどっちが本体か分からなくなっちゃって。
多分猫の方かなーってくらい。
ま、どっちでもいいじゃない?」
「いいか?」
いい、かも知れない。???
いや、ワタシとて、実はこっちの世界が本当で、向こうの世界が幻だった、
なーんてオチだってありうるわけで。
どっちがどうだ、というのはこの際どうでもいいような気がする。
“我思う故に我あり”
使用方法は違うかも知れないが、まあそんな気持ちだ。
ワタシがワタシならそこが現実なのだー。
「えーっと、とにかく、先輩が魔王を誘惑して、
ピーーーだのピーーーだのやってくれるんですね⁈」
「お安い御用よ!」
派遣時代に行ってみたかったセリフNo. 1を言ってやがる…
ちなみに今思い出したけど、
ハゲ散らかした派遣先の部長に向かって、メールで
「派遣です→ハゲんです」
と誤変換したまま送ったことがあった。
アーすみません…ホントすみません…
美女先輩は、窓ガラスに映った自分の美しい顔を確認、髪を整えて、
いざ魔王の寝室へと向かった。
でもさ。
成功したとして。
そのピーーーを、ナントカっていう水と混ぜて、黒いモヤに撒くんでしょ。
イヤだな…そんな液体が体にかかったら…
まあ人類滅亡よりマシだけども。
「え、ちょいまてー!」
ワタシはあることに気がついて、大急ぎでクネクネと廊下を歩く先輩を捕まえた。
「ナニヨ!」
「待って下さいよ先輩!
お色気作戦(古い)はいいとして、今こあの子はコドモですよ⁈
ピーーーとかピーーーとか、無理じゃないですか⁈」
ピタリ、と先輩の動きが止まる。
「確かに…。使い物になるのかどうか怪しいわ。
ま、一回行ってみる」
「まてーーー!子供相手は犯罪じゃーー!」
ワタシは一心不乱に止めた。
「良い作戦があるから!」(ない)
「そなの?どんなの?」
「えーーっと、えーーっと」
ワタシは自分のチート能力を思い出した。
「ウ◯チ!魔王のウ◯チでも体の一部に入りますか⁈
ウ◯チの採集をしましょうよ!」
考えられるなかで最低な提案かも知れない…
しかしサンダーダー先輩は、まあ悪くないわといった顔をした。
「ええもちろん、ウ◯チも有効よ。
じゃあ、明日中にアンタが魔王のウ◯チを採集出来たら、それでヨシとしましょう。
期限は1日だからね。」
yeahウ◯チ採集チェキラ
何故かラップで言葉が浮かぶ…
慣れたよ、慣れてるけどな。
「うーん、じゃあなるべくたくさん甘いもの作って、たくさん食べさせて、
見事なウ◯チを採集するしかない!」
ワタシはキッチンに戻り、色々なお菓子を作り始めたのであった…