漫画家18さい!!全力で恋します!!
「はぁーー疲れたぁ」
一人暮らし、誰もいない部屋で伸びをする18歳の漫画家。
名前は高垣ゆかり。三年前にデビューしてなかなかの早さで人気が出た漫画家だ。
いじめを受け学校には行かず、大好きな漫画をひたすら読んでいて、気づいたら漫画家になろうとしていた。
インドアだし同じ学校だった友達なんていない。
いつも通り一人で椅子に座っていると。
「おーーい!あけろぉぉ!!」
でかい声が外から聞こえる、知らない人の声ではなく漫画家になってできた友達の、宮本なつきの声だ。
「はいはい」
あほみたいな声を出して玄関に行く。
「何回もインターホン押したのに!何やってたのさ!」
いつも通り元気な声で顔をぷくっととさせながらなつきが言う
「うるさい」
ゆかりの返す言葉はそれだけ。別に冷たいわけじゃない、ただうるさかったから言っただけだ。
「これ差し入れ!」
無視したかのように、にこにこしてなつきがシュークリームの入ったコンビニ袋をわたす。
「ありがと」
疲れた声とは裏腹にすごい勢いで袋をとり早歩きでリビングに行く。
「ゆかり、ちゃんと漫画書いてんの??」
「ま、まあね・・・」
いつも通りの会話、なつきが家に来ると八割この質問をされる。
「そういえば、一ノ瀬先輩呼んどいた」
なつきがさらっと言う。
「え、ええぇぇぇえぇ!!」
ゆかりは急に大声を出す、そう、一ノ瀬先輩こと一ノ瀬ゆうまは、ゆかりが恋をしている男なのだ。
初めて小説を書きます!!ゆかりのほのぼのした日常や、熱い恋!!!是非楽しんでください!!