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頭の中

作者: 胡麻油

肥大化した何かが

手に負えないほど茫漠な何かが

朝も昼も夜も飲み込んだ


ああ

ここはどこなんだろう

何を見ているのだろう


降り注いだ斜光も

雨の後の虹も

見上げればほら

あんなに高い


道路の隅で肩を寄せる落ち葉

道路を突き破って生える雑草

そのどれもが美しい


世界の誰もが身を竦め

恐怖と希望を夢に見る

果てしない向こう側を覗き込む


満ち満ちた水滴

遠慮する光のお告げ

次の朝はいつだろう


耳を打つ潮騒

待ち焦がれる釣り人

尾が水面を叩く


何も無い交差点

表裏の無い街角

あの喧騒は今何処に


綴るこの日の

天気は雨で

気付けば前の

世界は青い

赤も黄色も

気分じゃなくて

窓から見える


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