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いざ転生

ちょっと待て、こいつ今なんて言った?


「体が1つ?俺とお前で?」


「ああ、僕と君の2人で1つの体。いわゆる二重人格っていうことかな。」


は?誰がこいつと一緒の体になんか-


「君が今できることは3つ。僕と一緒に1つの体に入るか、転生をせずに消えるか、この場で僕を殺すかだ。最も僕は殺される気なんてないし、君を消すつもりもない。どうだい、一緒の体で転生しないかい?」


なんかナンパしてるみてぇな台詞だな。だが、別に断る理由もねぇし、一緒の体で転生してやるとするか。


「わかった。一緒の体で転生する。だが2つ条件がある。」


「なんだい?一応言うと僕は第二人格、つまり普段は君が体を使っていいよ?」


「なんだ、そうならそうと早く言え。そんで2つ目の条件だが、極力俺と思考を共有しないでくれ。言い換えるんなら、できるだけ俺の思考を勝手に読まないでくれ。」


さすがにこれだけは譲れない。そうしないと心が本当に休まる時間がなくなっちまうからな。


「それぐらいならいいよ、むしろ大歓迎さ。僕も勝手に思考を読まれるのは好きじゃないからね。」


『話が纏まったようだな。』


誰だ?なんか偉そうな声が聞こえたが。


『我が貴殿らが今から転生する世界を創造した神だ。』


偉いやつだった。


『ごめんね、2人とも。僕のミスで2人の体が一緒になっちゃって。』


こいつも多分偉いやつなんだろうな、すっげぇ偉くなさそうな口調だが。


『あ、僕が君達がいた世界を造った神ね。もう会わないと思うけどよろしくね。』


俺達はこんな弱そうな神が造った世界に生きていたのか。なんか悲しくなってきたな。


『それで貴殿らがこれから転生する我の世界についてっだが、我の世界では魔法、というものが発展しておる。貴殿らがいた世界のカガクというものよりもずっと便利にな。そして貴殿らが転生するのは、本来事故で死んでいた者の体だ。だから、転生する体の者の命を奪うなどということは起こらないから安心してくれ。』


「神様よ、ちょっとだけ質問してもいいか?」


『もう少しだけ待て。そしたら答えてやる。話を戻すが、貴殿らが転生する体の持ち主だった者の名はゲイル・クーリン。子爵の家の次男だな。一応貴族ということになる。それで、質問はなんだ?』


「いや、もういい。聞きたいことを丁度言ってくれたしな。」


俺が聞きたかったことは、「最低限の暮らしは保証されてるのか?」だった。だが、貴族なら問題はないだろう。


『ふむ、そうか。ならもう転生を始めてもよいか?我もあまり暇が多いわけではないのだ。』


「ああ、いいよ。時間とって悪かったな。」


『謝らないでよ。僕の立場が無く『失態をしでかした貴様が悪いのだろうが』すみませんでした。』


「おーい、転生まだか?」


『おっとすまんな。それでは第二の人生を謳歌してくるが良い。武運を祈っているぞ。』

『頑張ってねー。』


俺は、目の前が真っ暗になった。

書くことが思いついて、書く気がある時しか書かないと思うので投稿ペースは不定期&超ゆっくりになると思います。御容赦ください。

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