俺の名前を呼んでくれたのは、君くらいなものだった
中年小説家である柳生のもとに、返事も出していないのにずっと送られ続けている手紙。送り主は10年前に離婚した元妻と娘からで……だが、8年前に2人は他界していた。
/あんなにも文学作品を書き続けていたのに、熱が冷めてしまったかのようにぱたりと新作を執筆できないままでいる柳生は――
/あんなにも文学作品を書き続けていたのに、熱が冷めてしまったかのようにぱたりと新作を執筆できないままでいる柳生は――
(1)作家の「先生」と呼ばれている彼について
2018/09/15 22:35
(2)先生と呼ばれている小説家と、その三十代の編集者
2018/09/16 00:13
(3)打ち合わせとケーキと、ラーメン屋
2018/09/16 08:44
(4)大学時代と、大切にしていた『人間を書く小説』と、そして現在について
2018/09/16 09:50
(5)青年が語った『港』と、小説家が振り返るその『港』
2018/09/16 11:17
(6)取材と葡萄と、編集者の岡村
2018/09/16 15:32
(7)写真とケーキと、知ってしまった事実
2018/09/16 16:58
(8)彼は手紙について考える
2018/09/16 18:13
(9)相談と手紙と、誰も知らない父親としての想い
2018/09/16 19:38
(10)告白
2018/09/16 22:11
(最終話)そして、その小説家は
2018/09/16 23:15