No call #3
No call #3
なのですよ~
私の予想ですけども・・・
もし今夜、私がメリーさんを見つけに行かなかったら多分・・・
明日の夜まで、物陰に隠れながら寂しい想いをして長い時間を
待つ事になって居たのかも?
とか考えてしまったのです・・・
でも、お腹が空いたら絶対ラーメン屋さんに
行くと想われるのですが・・・(汗)
「では、どうぞ私の家へ♪(マンションですが)」
「お、おじゃまします・・・(汗)」
とりあえず、メリーさんをリビングへ・・・
夜も遅いのでティーバッグの紅茶とコンビニのお菓子で
簡単にですがおもてなしを
「メリーさんって・・・」
「はい?」
「本来は、やっぱり人形なのですか?」
「そうよ? でも今は擬人化しているだけなのよ♪」
まるで、当然の如く・・・
擬人化しているだけと言われましたが
簡単にできるものなのでしょうか???
「そ、そうなのですか(汗)」
「そうなのよ♪」
擬人化とは言うものの・・・
召されている衣装等は、実際のままなのでしょうか??
別に、変という訳ではありませんが
何と言うか・・・
雑誌とかでは見慣れたゴスロリファッションです。
「むぅ~?」
「なにか?」
「その服・・・ 何が違うのだろ? と想って・・・」
「違う???」
普通に、雑誌で見る衣装と変わり有りません。
黒をベースにして、白のレースがアクセントで・・・
簡単に言えば、メイド服の様な感じでカラーバランスは
黒が9割、白が1割と言った所でしょうか??
「それだけなのに・・・」
「はい?」
それだけなのにっ!!
どうして、こんなにメリーさんにゴスロリが
似合っているのでしょうか!?
確かに、いつだったか本人のくちから
自分は美人だから大丈夫と言っていた事が有りましたが・・・
本当に美人さんです(苛)
多分、このファッションを着こなすのは
日本人では無理な領域だと想う(泣)
ぐすん・・・(私・・・ 負け!?)
「やっぱり、洋服は西洋人によく似合うのでしょうか・・・」
「???」
「あっ・・・ 何でも無いです! 独り言♪」
「そう???」
所で・・・
本題ですっ!!
どうして私を尋ねてきたのでしょうか??
私はメリーさんを捨てた覚えはありませんし
フランス人形なんて持っていなかったのに。
色々気になる部分はあるのですが・・・
「所でメリーさん?」
「なにかしら?」
「その紅茶を飲んだら、私は寝ますね?」
「えっー!?」
「えーって、明日も平日っ!!」
「遠くから来た客人を放って寝るの!?」
「遠くから来たのならお疲れでしょうから寝て下さい!!」
「酷いっ!!」
「嫌なら、今すぐ1階エントランスまで送りますか??」
「い、いいえ・・・ ごめんなさい・・・(泣)」
どうやら、今日は大人しく寝てくれそうです。
一応、空いている部屋もあるし寝具も揃っているから
今夜はその部屋で寝て貰う事に。
「あの!」
「な、なにかしら?」
一応、客人として迎えましたけど
今日初めて逢う相手だし・・・
本当の目的も分からないのですから
少しは警戒をしています。
「あのっ! 夜中に変な事しないで下さいね?」
「変な事? 呪い殺したりとかかしら?」
「はい、禁止です!!」
「凶器で暗殺とかは?」
「勿論、駄目ですっ!!」
「絞殺とかもかしら?」
「当たり前ですよっ!」
「自然風な窒息死とかなら?」
「ナチュラル・アーティフィシャル問わず駄目ですっ!!」
「毒物なんかは?」
「あぁー、なんか、面倒ですね?(激苛)」
「はうっ!(焦)」
「何なら、今すぐメリーさんの息の根を止めてから寝ようかな・・・(冷)」
「い、いいえ・・・ 大人しく寝ます(泣) おやすみなさい(><)」
遠い所来たのは分かっております・・・
折角なのに、あまりお構い出来ませんでしたが
兎に角、今日は休んで頂いて詳しい事は明日です。
どうして私を尋ねてきたのか?
どうして擬人化しているのか?
メリーさんの目的は何なのか?
全部、明日です。
No call #3
でした。




