Call #16
Call #16
なのです♪
他の荷物に紛れて、国を点々としているのって・・・
密入国とか・・・ 色々問題がありそうだけど
そもそも、メリーさんってどの位の大きさの人形なのでしょう?
とりあえず、今日もちゃんと電話が来ました。
「もしもし」
「私メリー 今、ベルゲン空港に居るわ」
「あっ、また航空便で移動するのですね?」
「そうよ♪ こっちの方が速いもの」
やっぱり、陸路は疲れるのでしょうか?
道とかも良くない所があるのでしょうし
「所で、ベルゲンって何処ですか? ドイツ?」
「いいえ、ココはNorgeよ?」
「ノルゲ? 発音は完璧なのでしょうけど・・・」
「Norge♪」
英語? でも、なんか発音が英語圏のとは違って聞こえる・・・
ノルゲと言われても・・・
「普通に言うと、それは何処ですか?」
「Norvège (ノッヴェージ)」
「メリーさんの母国フランス語じゃなくてっ!! 日本語で!!」
「ノルウェーよ」
どうしてなのでしょう・・・
メリーさんって天然なのかな?
「ノルウェーって微妙に海の向こうでしたよね?」
「そうね? 陸路でも行けるわよ?」
「ベルギーから更に北ですよね!?」
「そうね、ちょっと寒いわね」
薄々感じているのですが、この気品のある口調が
今とても腹立たしいですっ!!(苛)
「そのまま、北極海まで行って氷る気ですか?」
「大丈夫よ、ココからは闇ルートで速いの」
なんか、久々に謎の組織っぽい事を想い出させる言葉を
聞きましたけど・・・
もしかして、メリーさんってロシアと何か関係が???
「そ、そうなんですか??」
「えぇ、私を甘く見ないでね?」
ちょっと怖いけど・・・
ちょっと期待出来そうな予感です。
「って! 電話切れてるしっ!!」
メリーさんって、いつも急になのですね(泣)
Call #16
でしたけど・・・
誤字とか脱字とか・・・
大丈夫でしたでしょうか?(汗)




