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獲物入手

「ただいまー!」


うん?ステータスを見ていたらフウが帰ってきたようだ。相変わらずテンションが高いことで。

うーむ。ステータスを見てて気づいたんだが、俺のステータス、バランス悪くね?いや、多分強力なスキルが多いのだろう。だが、極端すぎるのだ。


ちなみに今のステータスはこうだ。


ーーステータスーー

【名前】天地 夜葉

【種族】半人半神

【年齢】16

【性別】男

【レベル】76

【HP】7530

【MP】38000

【装備】学生服

【スキル】

〈技能〉鑑定眼 見極め 神気操作 危険察知:Lv3 気配察知:Lv2 気配遮断Lv5 精神安定:Lv8 魔力回復:Lv1 体力回復:Lv1

〈耐性〉魔法耐性:Lv1 物理耐性:Lv1 精神異常耐性 恐怖耐性:Lv5 麻痺耐性:Lv1

〈魔法〉龍撃砲:Lv2 回復魔法:Lv1 火属性魔法:Lv1

【ユニークスキル】Jioc 勇者への復讐心

【称号】ドラゴンキラー 正義の裁判者

ーーーーーーーー


うむ。いつのまにか精神安定がレベルアップしてました。いやだから君、仕事してないよね?そして右腕の痺れにもがき苦しんでいる様を慈悲深い神は哀れに思ったのか、痺れがなくなってきてから麻痺耐性を手に入れました。タイミングよ…。

話は戻るが、やはり極端すぎる。

龍撃砲?強すぎます。

回復魔法は名の通り攻撃系ではないし。

火属性魔法?チャッカマンの方が強力です。

Jiocはおっかなくて使いたくないです。なんか、使うと代償がある気がするのだ。正義ジャスティスは種族が変わったし、isサモンモンスターは送還ができないという欠点付き。

うーん…不便だ。いちいち龍撃砲を使ってたら地形破壊が酷いことになる。あと俺の耳へのダメージが…あの痛みは二度と味わいたくない。

なのでこう考えたわけです。軽い戦闘はフウに丸投げしちゃえばいいんじゃね?

よく考えて見て欲しい。フウはあまつさえJiocのスキルで召喚されたのだ。そしてレベルがそこそこ高いと思われるこれを抱きしめるだけでダメージを与えられる。しかも召喚主は俺だ。俺が主導権を握り、操っても問題ないはずだ。俺の守護者、所謂番犬だな。フウは鳥だけど。というわけで今は学園長室前です。え?なんでって?武器を乞食しにきたのですよ。流石に丸腰でいるのはアホだ。トラブルを寄り付けないためにも、見た目だけは武器を所持していた方がいい。それはフウにも言えることだ。というわけで取り押さえだー!


確か、ガーゴイルに話しかければいいんだっけ?前来た時はなぜかガーゴイルがいなかったんだよな。


「えー…学園長に会いに来たのですが。アポ無しでも会えますか?」


お?動き出したぞ。どうやら開けてくれるようだ。さて、入ろう。乞食するのだが、舐められては困る。飾りとはいえいい武器が欲しい。


「ん?なんじゃ唐突に。なんかようかの?」


「折り入ってご相談がありまして。学校が始まるのは五日後とのことですが、そろそろ学校に戻って来る生徒もいるかと思います。流石に始業の日に学校に来ることはないと思いますので。そこで少し気が早いかもしれませんが、どう過ごしていこうか悩んでおりまして。そこで一つ、大きな問題に直面したのです。それは、新人弄りです。新しく入って来る人に少なからずなにかを思う人は多いでしょう。そして私はこのフウを連れていることによって主に男子からはよく思わない方も多くいるかと考察したのです。なのでなるべく強力な、それでいて持っているだけで近寄るのに躊躇するような武器をください。私の分と、フウの分、二つです。フウの武器はフウでも扱えるのでお願いします」


言い切った。学園長に有無も言わさずこちらの要求を全て言い切った!嗚呼、なんて気持ちいいんだ。他人に乞食することがこんなにも気持ちいいなんて。しかも筋は通っているはずだ。フウは控えめに言って可愛い。そして豊満だ。そのフウを携えているとなると俺には嫉妬や憎悪などの負の感情が向けられるだろう。そしてフウを狙うものも出てくる。そんな状況で丸腰でいるのは危ない。


さぁ!俺に強力な武器をくれ!!!!

きっと俺は今、とても清々しい顔をしているだろう。なぜなら気分がとっても清々しいからだ。


「…まぁ、言いたいことは分かる。じゃが、ワシの見立てじゃと、主は相当強いぞ?」


ありゃバレてましたか。だが言い訳は考えてあるんだよ!


「ええ。たしかに強力な力を持っています。ただ持っているだけです。制御できません。一つは特定の状況下でしか使えませんし、もう一つは強力すぎて、あたり一帯が吹き飛び、自分の身が滅ぶ可能性もあるのです」


嘘は言ってない。少し膨張しているが。


「ふむ。まぁいいじゃろう。ワシは武器は使わんからの。持ってても腐るだけじゃ。良い武器は使われてなんぼじゃろて」


じゃろてって…不覚にも笑いそうになった。それにしても隣の部屋へ向かって行ったけど、俺はここで待機してた方がいいのだろうか?…フウはガーゴイルの上で寝てるな。なにやってるんだよ。その度胸だけは認めてやろう。俺では怖くて絶対に無理だ。


「これ、早く来んか」


「え?あ、はい」


俺と学園長は家族じゃないんだからさ…ちゃんと主語述語と言葉を言ってくれないとわからないよ?それともあれかな?人類皆家族って思ってる人かな?っと、くだらないことを考えていたら部屋についた。


「ほれ、ここは武器庫じゃ。ワシに媚を売る輩が多くての。使いもせん武器が溜まってく一方じゃ。こん中から二つ選んで持っていけ。それをやろう」


おお!学園長太っ腹!早速選ぶとしよう。ここは慎重に選びたいな…久しぶりに鑑定眼を使うか。

まずはこの双剣?からだ。


ーーー魔剣 クイーン・メデューサーーー

その素材は見たものを石にする怪物の鱗と骨と瞳が使われている。

この武器で切られたものはその瞬間、全身が石化し、二度と治ることはないという。

それは使用者にも効果があるため、扱いには十分注意が必要。

ーーーーーーーーーーーーーーーー


怖っ!これあれじゃね?学園長のところに危険物処理のために武器が集まってるんじゃね?

なんにせよ却下だ却下。


次!この短剣とかどうだ?


ーーーーー宝剣 雷蔵 ーーーーー

一度この剣を振れば、一週間は雷鳴が響き続けるという。

使用者はこの剣を腰に掲げている間、雷の鎧が体を纏わり続ける。

剣自体は刃がなく、切ることには向いていない。

ーーーーーーーーーーーーーーー


却下。



次!この反りの強い刀!


ーーーーー鬼刀 断絶ーーーーーー

相手が生物である限り、必ず断ち切る。

ーーーーーーーーーーーーーーー


説明少な!でもこんなのおっかなすぎてもてねぇよ!!!!


「フウはこれにする!!」


ん?フウいつの間にいたんだ?まぁいいや。なにを選んだんだ?


ーーーーー双剣 風雷神門ーーーーー

右剣は風の刃を放ち、

左剣は雷の雨を降らせ、

双剣を振れば稲妻が起こる。

ーーーーーーーーーーーーーーーー


なぜだろう。マシに見える。いや、実際すごい剣だろうけどさ、切ったら石にする剣とか一週間雷を降らせ続ける剣とかを見た後だと普通に見える。


っと。俺も早く決めなきゃ。


ーーーーーー奇異 鮫刀ーーーーーーー

鮫の特徴を得た刀。

鮫の名を唱えるとその鮫の特徴を得る。

その種類は鮫の種類ほどある。

なにも唱えていない状態は鮫皮という。

刀の峰は鮫肌の特徴を得ている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


うん。気に入った!他のやつに比べたらよっぽど正常だ!


「学園長、私はこれにします」


「うむ。よかろう。少し試し切りをさせてやろう。ほれ、校庭へ出ろ」


「はあ」


別に試し切りとかいいんですが。








「ほれ、準備はええかの?相手はこいつじゃ!想像クリエイト人形ゴーレム


そう言って出てきたのはゴーレムではなく人間?のようだ。


「なーに、見た目は人間じゃがただの人形じゃ。試し切りにはちょうどいいじゃろて」


「あーなるほど。ま、次に進まないんで始めさせてもらいますね」


「うむ」


えーと、確か鮫の名前を言えばいいんだっけ?じゃあここは俺の好きな鮫の名前を。


「《シュモクザメ》」


すると刀がものすごい速さで変形していった。ってか怖!うねうね動いたと思ったらもう終わったよ!


ほうほう。こうなるのか。


片刃だったのが両刃になり、真ん中あたりから先端にかけて刃が広がっていく。

一定の間広がったら先端が肉切り包丁のような刃になっている。凸のへこんでいる角を丸くした感じだ。これは切るというより断ち切るって感じだな。少しあの人形相手に使ってみよう。



結果は?とても気持ちよかったです。だが欠点がある。それは、空気抵抗をモロに受けてしまうことだ。水平に振らないと大きく起動がずれてしまう。一番安定した振り方は。上から斧のように振り落とすことだ。だがこれだと隙が大きいし、次へ繋ぐことが難しい。これはとどめの一撃にした方が良さそうだ。


この調子でどんどん行こう!



ーーステータスーー

【名前】天地 夜葉

【種族】半人半神

【年齢】16

【性別】男

【レベル】76

【HP】7530

【MP】38000

【装備】学生服

【スキル】

〈技能〉鑑定眼 見極め 神気操作 危険察知:Lv3 気配察知:Lv2 気配遮断Lv5 精神安定:Lv8 魔力回復:Lv1 体力回復:Lv1

〈耐性〉魔法耐性:Lv1 物理耐性:Lv1 精神異常耐性 恐怖耐性:Lv5 麻痺耐性:Lv1

〈魔法〉龍撃砲:Lv2 回復魔法:Lv1 火属性魔法:Lv1

【ユニークスキル】Jioc 勇者への復讐心

【称号】ドラゴンキラー 正義の裁判者


ーーーーーー奇異 鮫刀ーーーーーーー

鮫の特徴を得た刀。

鮫の名を唱えるとその鮫の特徴を得る。

その種類は鮫の種類ほどある。

なにも唱えていない状態は鮫皮という。

刀の峰は鮫肌の特徴を得ている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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