平和
失踪したと思った?
正直失踪しかけてました。
だって他の人が書いた小説面白いんだもん。自分が書くことより読むことを優先してました。
最後まで読みきったんで書いて見たんですけど、ちょっと影響受けちゃったかな?
「っはぁああ〜〜」
俺は自分の部屋だと案内されたところにあったフカフカのソファに腰をかけて大きなため息をついた。
あの後、少し細い、メガネをかけた男性が案内をしてくれて無事?学校に入学する話が進んだのだが、とにかくでかい。校長室まで30分かかった。おっかしいなぁ。もらった地図には校長室は隅の方にあるんだけどなぁ。いや、まじで、スケールのでかさが日本のそれとは違う。東京ドームより市町村単位で換算する規模だ。校長室に着くまでいろいろ案内してもらったのだが、どうやら魔法を使って作られたのだそうだ。魔法の力ってすげぇ。それにしても人を見ない。おかしいなぁと思っていたらこれも説明してくれた。どうやら今は夏季自由訓練中らしい。内容を要約すると夏休みだ。やりたいことをやれということらしい。なので生徒のほとんどが自分の故郷などに帰省しているらしい。ちなみにこの学校は全寮制で、寮は城…もとい校舎から少し離れたところにあるらしい。校舎が城として扱われてい時は砦の役割を担っていたんだとか。幽霊とか出ないよね?
そして校長室についたんだが、ここからが問題だった。まず校長室の扉の両脇におっかなびっくりのガーゴイルが鎮座していた。いやね?最初置物だと思っててね?いい趣味してるなーって思ってたわけなんですよ。そしたらいきなり動くから変な声が出ちゃったよ。ちなみによく見ると関節部分は球型でした。フィギュアかな?案内係の人がなんかガーゴイルに話しかけたらガーゴイルが扉を開けてくれました。そして開けた扉の先にはTHE玉座みたいのが…ありませんでした。え?じゃあ何があったのかって?机とソファとなんか爺婆の写真。それだけ。あ、普通だった。拍子抜けだなぁって思ってたら高級そうな椅子にちょこんと幼女が座っていました。まぁ、薄々気づいたんだけどやっぱりロリババアだったよ。ちなみに種族特性によるものなんだと。詳しくは教えてくれなかったけど、チラリと見える尖った歯と少し尖った耳をしてたから吸血鬼だと思う。その後はなんやかんやわけのわからないことを話してるのを聞いているフリをしていつのまにか話し合いが終わってた。そしていろいろと教えてもらって今に至る。
「学校が始まるのが二週間後だから校舎を把握しておけって…無理だろ」
思い出すのは先がまるで見えない廊下…登っても登っても頂上に届く気配のない階段…無数にある扉…
うん。無理だわ。
《私に任せてください》
「えー?どうするの?正直、円周率を今出てる全部を覚えるのと同じくらい難しいよ?」
《大丈夫です。私は脳があるのではなく記録として残しているので。マッピングは完璧です。ご主人はただ死に場所を探し続ける廃人のように歩き続ければいいのです》
「バカにしてる?してるよね?まぁそんなことならやるけどさ…二週間あっても全部を歩き尽くせるか怪しいよ」
《頑張ってください》
「はぁ…だるいなぁ」
夜葉はいろいろと愚痴はこぼすものの、今の状況に満足していた。平和であり、静かで、落ち着ける。何より命の危険が少ない。こんな日々が永遠に続けばいいのに、、と切に願うのだった
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