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入国

「それにしてもデカい壁ですね、、、」

俺たちは唯一の出入り口の門へと続く列に並んでいた。


「そりゃそうだ!魔物には空を飛べる奴も多いし、壁を登って侵入しようとしてくるやつがいるからな!この壁を作った時代の技術を駆使して作られているんだとよ」

「へぇー。そういえばこの壁が作られたのはいつなんですか?」

「ヨルハは本当になんも知らんのな!これはあそこに行かせた方がいいかもな、、、ソフィはどう思う?」

あそことはどこだ?と思いながらも黙って悩む仕草をするソヒィを見つめた。


「私たちのパーティに入るのは危険だからね、、誰かに預かってもらおうかと思ったけど、、あそこなら都合がいいわね」

「よし!決まりだな!」

いやいや、待ってよ!?あそこってどこ!?っていうか俺の許可とかなんもなしに決められた!?別に誰かに預かってもらわなくても一人でフラフラと旅でもしようかと思ってたんだけどなぁ、、、

「あのー、、、あそこってどこですか?」

とりあえず決められたのなら従うしかないだろう。ここまでお世話になったわけだし。

「それは後のお楽しみだ!」

「そうね、それがいいわね。まぁ、中に入ったらあそこに行くから分かると思うわ」

「はぁ、、?」

思わず呆れたような、疲れたような声が出てしまった。

「ガハハ!そんな顔するなっての!きっとヨルハも気にいるぜ!」

「そう、、、ですか、、、。期待して待ってますよ、、。」

「なんだヨルハ!そんなに疲れたか?まぁあんなに歩いたからな!普通なら疲れてすぐにでも座り込むところだぜ!その分ヨルハは余裕そうだな!」

そういえば疲労を感じない、、、精神的な疲労はあるが身体的疲労がない、、、?

うーん、、、まぁいいか。考えても仕方ないからな、うん。



「おっ!そろそろ俺たちの順番だな!」

「やっとですか、、。結局2時間くらい待ちましたよ、、、」

「しょうがないじゃない。冒険者が多いんだからその分人の出入りも多いのよ」

「なるほど、、、そういうわけですか。どうりでいかつい人や魔法使いみたいな人が多かったんですね」

と、そこで門番が声をかけてきた。

「次の方、こちらへ来てください」

「はいよ!」

「はい。」

「はーい」

「あぁ」


「冒険者ですね。冒険者カードの表示をお願いします」

冒険者カードについては教えてもらっていた。

冒険者であるという資格であり、そこにはランクやレベル、ステータス情報などが載っているらしい

「門番の兄ちゃんよ、ちょっといいか?」

「どうしました?」

「この坊主なんだがな、、魔源の森にいたんだ。それでよ。記憶がないみたいなんだよ、、例のあの儀式の犠牲者だと俺らは睨んでいる、、。」

「ッ、、!それは、、、すぐに信用するわけにはいきませんが上層部にはちゃんと伝えさせていただきます!」

「おう!よろしくな!あ、これがあの坊主の分の入国料だ」

「はい、、、ちょうどですね。ありがとうございます。では、こちらから入国してください」

「おう!ありがとな!」


……なんか色々と大変なことになってしまってるな、、、まぁいいか。

それより街だ!どんな家なんだろう、、?どんな人がいるんだろう、、、?どんな店があるんだろう、、?

今から期待で胸がいっぱいだ!


その都市の名はルイズベルト

今から6000年前、この都市を作った人物の名前である。

強大な魔獣をものともしないその力に人々は尊敬し、恐れ、憧れ、信仰し、崇めた。

そしていつのまにかつけられたルイズベルトの二つ名は 神罰の代行者

神罰に例えられるほどその力は強大で、神々しいものであった。




呼んでくれた方、ありがとです!

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