到着
「さて、大分明るくなったしそろそろ街に向かって出発しましょう!」
ソフィがそういうと、ゲイルとクルスがおもむろに立ち上がり、装備を整えたり荷物を背負ったりと出発の準備を始めた
「あの、、僕はどうしたら、、、?」
「おう!ヨルハは俺たちの後に続いてついてこい!一番前は俺、次にヨルハ、後ろにソフィだ。
クルスは基本、偵察を行うから俺らとは別行動だ。さて、説明も終えたし出発するか」
「ああ」
「そうね」
「あ、はい!」
出発してから5分くらいたった。まだ魔獣とは遭遇しておらず、俺はゲイルとソフィに教えてもらった魔法のレベルの上げ方を思い出し、ずっと魔法を維持し続けていた。他のことに意識を向けると効率が上がるらしいのでそこらへんに生えてる地球ではまずないであろう奇妙な植物を見つけては観察をしていた。
「ゲイルさん」
「なんだ?ヨルハ」
「街まで後どのくらいなんですか?今日中につきますか?」
「灯籠の木と街は結構近いぞ?少なくともこのペースで行けば今日中には着くな」
「なるほど、、ありがとうございます」
「なに、いいってもんよ!」
うーん、それにしてもすごいところだな、、あんなでかい植物初めて見たよ。色合いも鮮やかなやつが多いし、、動物だって今まで見た中で知ってるやつは一つもない。転がって移動するトカゲみたいなやつや氷出てきた鳥や火を纏う猫など、、、地球では絶対ありえないようなことばっかりだ。
「ヨルハ!そろそろ見えるぞ!」
おっと色々考え込んでいたらもう見えるところまで近づいたようだ。
「そういえば途中から道に出ましたね」
「あぁ、この道は他の街へと繋がっている道だぜ!まぁ、この道の繋がる街は小さいから馬車の通りも少なくてあまり整備されてないけどな!」
「へぇ、、なるほど、、」
「っと、そんなことよりあれを見てみろよ!」
「ん?おお〜すげぇ、、、」
思わず関心の声が出てしまった。
そこに見えたのは某巨大な人が進撃してくるアニメに出てくるような大きな、それも頂点をみてるだけで首を痛めそうなほどの永遠と続く壁だった。
ソフィが関心に浸っている俺に近づいて言った。
「歓迎するよヨルハ君。冒険者が多く集う街、《ルイズベルト》へ。ここはコウヨウ国の都市だよ」
夜葉は期待に胸をふくまらせてこれから起こるまだ見ぬ人、出来事にワクワクしていたのであった。
ーーーーそして復讐へと一歩近づいたと確信した
《ご主人最近、私の出番が少ないのですがどういうことでしょうか?》
「俺に言われても、、」
《ご主人が私を必要としないからいけないんです。それとも私はいらない子ですか?捨てられたんですか?》
「ごめんって!以後気をつけるから許してよ」
《ならば私のいいところをたくさん言ってください》
「それは、、声が可愛いとか、、頼りになるとか、、、、、」
《それだけですか?ご主人にとって私はそれだけの存在でしかないんですね、、》
「そんなことないよ!いっぱいいいところあるよ!!」
この後めちゃくちゃ褒めた(半強制)
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