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「今回はお咎めなしだが…あまり油断するなよ?」

「懲りたわよ。…もう二度と、外ではやらない」

「その言葉、信じるぞ」

 マカは真っ直ぐアタシを見てくる。

 だからアタシも見返して、頷いた。

「ぜひそうしてちょうだい。…さて、これからキシとデートなのよ」

「上手くやっているようだな」

「そりゃま、婚約者だからね」

 アタシを肩を竦めて見せて、ソウマに笑顔を見せた。

「お茶、ありがと。今度キシを連れて来てもいい?」

「ええ、ぜひお越しください。待っていますよ」

「うん。じゃね、マカ」

「ああ」

 アタシは店を出た。


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