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 ぎゅむっ★


 キシの足を踏むも、ヘラヘラし続けている。

「土・日どっちでもOKだから。キシと一緒に参加してみてよ」

「あっ、どうも」

 チラシを受け取り、アタシとキシは教室を出た。

「…随分、彼には打ち解けているのね」

「妬かないでくださいよ。ボクにはアナタだけなんですから」

「違うっつーの」

 コイツは親友と恋人の境界線が無いのか。

「で、次で最後なんでしょ? どこに行くのよ?」

「屋上ですよ」

「屋上?」

 思わずテンションも声も低くなる。


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