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学校で

「う~ん。それにしても、随分と凝った料理を作っていますね、犯人は」

「うん?」

 キシは料理の作品を見ながら、顔をしかめた。

「いえね。ボクもヒミカの為にいろいろと肉料理を学びましたが…。この料理のどれも、ボクが作ろうと思っていたものばかりなので」

 アタシは横から写真を見た。

 確かに。立派な料理だ。

「そうねぇ…。でも作られた料理、国籍バラバラね」

 それこそイタリアンとか日本料理とかいろいろと。

「そうですね。それこそボクが考えていたメニューがそのまま出されているようなカンジです」

「…本当に犯人はアンタじゃないのよね?」

「だからボクでしたら、自分の手で作って、自分でアナタを招待して、食べてもらいますって」


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