表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/38

いつか僕が消えたら

 彼は自分の名前を探して他人の名を借りるアンデッド。

 アンデッドになる代わり、人の心を縛る名前から、人を救う役目を与えられていた。

 彼に、生前の記憶はない。

 だからだろうか。

 彼は自分の名に恋い焦がれているように見える。

 思い出せない彼自身の名に、縛られているように思う──




 これは中学時代から書いてきた話で、ちょうどなろうというサイトを見つける直前に完結した作品のテーマソングです。

 イメージソングは別にありますが、こっちの方が好きなので載せます。

 バラードです。





いつか 僕が消えたら

君は覚えていてくれるだろうか

いつか 僕が消えたら

君は忘れてしまうのだろうか


思い出じゃなくていい……

せめて、名前だけ覚えていて




いつか 僕の右手に

君の左手を重ねていたね

いつも 僕が呼んだら

君は笑って答えてくれたね


思い出より愛しかった

僕の名を呼んだ 君の声が……




名前を忘れないで

それが僕の願い

僕が消えたとしても

その名前(あかし)を消さないで──




いつか 僕の右手に

君の左手を重ねていたね

いつか 僕の言葉に

君が答えずにいたこと あったね


聞けなかった答えを

もう一度だけ、と

求めている……んだ




いつか 僕が消えたら君は覚えていてくれるだろうか

いつか 僕が消えたら君は忘れてしまうのだろうか


思い出じゃなくていい……

せめて、名前だけ覚えていて




覚えていて──








 貴方の名がとこしえに刻まれますように──





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ