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サクラ・ビブリア

六道輪廻を巡る未来をなくした少女の物語


キャラクター紹介


長門ながと未来みらい

主人公。享年十五。

生まれつき髪や目、肌の色素が少ない特殊な遺伝子病を患っている。それが原因で両親に捨てられた。

また、施設に引き取られてからもあまり幸せな生活は送っておらず、少しひねくれた部分がある。

あるとき、自分そっくりの少年に嵌められ、凶悪殺人鬼に仕立て上げられたことをきっかけに完全な人間不信に陥り、助けに来たナガラにけしかけられ、大量殺人の末、脱獄を果たす。

その後、十五歳で死ぬまで世界各地で大量殺人を行い、「血の一年」を刻みつけた。



くるくるくるくる回る

時計は回る

止まることなく


くるくるくるくる回る

時計は回る

輪廻の果てで


桜 舞い落ちる夜に

月の光が消えたら

水面にはそう君がいた

泣き笑いで


花びら舞う新月の

湖面に映る二人

涙 落ちた その刹那

時計は止まって

願いは崩れ




くるくるくるくる回る

時計は回る

止まらずに行く


くるくるくるくる回る

時計は回る

世界の果てで


時計の針落ちていく

君が壊れ堕ちていく

ただ祈りを繰り返す

僕の目の前で



花びら散る現実に

引き裂かれてく二人

綻び出す その刹那

時計は動き出す




桜 舞い落ちる夜に

湖面を揺らす光

輝きを忘れないで

時計は止まる


もう動かない……




くるくる時は生き急く

君の元へと

僕を運んで……





富井とみい永良ながら

ミライのいた街に横行していた真の通り魔。

巧妙な罠でミライを嵌めるも、望んだものと違う方向にことが進んだため、投獄されたミライを助けるなど、行動が謎に包まれている。

また、ミライに酷似した容姿、ミライを「ミライ姉」と呼ぶことから、ミライに近しい人間と見受けられるが、その正体も謎である。



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