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浄歌

「黄泉帰りの楽園」の作中歌です。

歌詞の前に簡単な登場人物紹介と設定を少しお話しします。


「黄泉帰りの楽園」は基本的に緩いギャグですが、時折学園のどこかに開いた魔に染まった黄泉路"魔泉路"から現れる妖魔と真面目にバトルします。

その妖魔への対抗手段として学園生徒に与えられるのが"タイプ分け"。

与えられるというか、潜在的に持つ個々の特性を対妖魔用の力に変換できるという仕組みなのだが。

ゲームで言ったら属性のようなもの。

文化系の人間にはよくよく現れる特徴的な能力が現れる。

聖浄学園では部活ごとにタイプ分けがされている。


タイプ分けの例


合唱部→歌唱タイプ

歌で妖魔を浄化する。


手芸部→縫合タイプ

結界を作ったり、妖魔によって歪められた空間を整えるのが得意。


コンピュータ研究部→記号シグナルタイプ

機械を使って妖魔の能力値などをはかり、有効な戦術を組み立てるのが得意なタイプで、タイプ分けの中では最近編み出されたもの。他タイプの応用もできる。


文芸部→創作タイプ

イメージしたものを具現化するタイプ。能力に幅があるため、その能力ごとに"称号"が存在する。


登場人物


阿蘇 礼人

主人公。記号タイプ。

無口、冷静沈着。

何事もそつなくこなす少年。

妖種の研究、自らの鍛練、新技の開発など努力を怠らない堅実派。

父母共に聖浄学園の卒業生。だが、どちらも早くに亡くなり、中学時代から事実上の一人暮らしをしていた。




魑魅魍魎が


跋扈する跋扈する


蒼い月の夜よ


去れよ





魑魅魍魎を


叱咤する叱咤する


紅い月夜姫よ


おわせ





魑魅魍魎が


跋扈した跋扈した


魔なる黄泉の道を


閉ざせ






聖浄学園卒業生

歴代随一の歌唱タイプと謳われた河南 真実が作った対妖魔用浄歌。

合唱部のみにとどまらず、妖魔に関わりのある者なら皆知るほどのもの。


一番は退魔の歌で、歌唱タイプならば誰でも使うことができる初歩的な曲。

二番は"月夜姫"という異界の退魔の力を持つ姫を召喚する曲。かなりの力を持った者の呼び掛けでないと姫が応じることはない。

三番は妖魔の発生源である魔泉路を封じるための曲。しかし、魔泉路封印をなしえた者は未だ居らず、その効果のほどは不明である。


録音の伴奏は記号タイプの第一人者としても有名な阿蘇 明人。彼はこの曲に関して、作詞以外の全てを手掛けている。



追記 登場人物


河南 真実(まみ)

歴代随一の歌唱タイプと謳われた聖浄学園の卒業生。

卒業後、同い年だった明人と結ばれる。

元々家が神社で、巫女まがいのことをやっていた。

結婚後は阿蘇姓に変わったものの家を継ぎ、明人とともに暮らし、息子の礼人を身籠る。

家に開いた魔泉路を防ぐため、魔泉路に足を踏み入れ、行方不明。


阿蘇 明人

苗字でお察しと思うが礼人の父親で、記号タイプの第一人者。

幼い礼人に記号タイプのことを色々教えていた。もしかしたら、自分の身に何か起こるかもしれないことを予期していたのだろうか……

魔泉路を塞ぐために奔走するまみについていき、共々行方不明。


作中、礼人は終始まことを"まみ"と呼んでいるが、それは母親と同じ字で、その母親の名前が"まみ"だったからである。

話書いてないのになんと蛇足的な説明をするのだろう……



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