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深夜プラス1

 冒険小説の最高傑作だということで読んだ。結果は期待を裏切らないものだった。非常に面白い娯楽作品だ。

 まず、いきなり、依頼人に会いに行ったら死体を発見することから始まる。自分たちの依頼人が命を狙われていることを証明するものだった。

 命のやりとり。これこそ、男の心憧れる戦場の舞台だ。男として、武術の修行を一度でもしたのなら、命のやりとりをする戦場に一度は立って、自分の実力を見てみたいものだ。だから、この物語は緊張する。はらはら、どきどき、するのである。

 最初の戦いでは、主人公側は運がよいだけであっさり勝ってしまう。

「お友だちのハーヴェイさんが、撃ち始めなければね」

 という台詞には思わず笑ってしまった。

 そして、ハーヴェイと主人公の銃へのこだわりの描写が何より素晴らしい。二人とも、バカみたいに慎重に危険に対して調査をする。ハーヴェイは依頼人を自分の命に代えても守らなければならない。ハーヴェイは本物のガンマンなんだ。

 そして、主人公は、本物の執行人だ。エージェントなんだ。依頼は必ずなしとげる。依頼は、依頼人を目的地へ安全に連れて行くこと。

 主人公は、一度襲撃があった後、進路を変更し、自分の隠れ家へと向かう。そこは、かつて、第二次世界大戦で情報機関だった主人公が利用していた隠れ家だった。仲の良い仲間たちがおり、好きだった人もいる。

 しかし、主人公の恋は実らない。もう、遅すぎたのだ。お互いに、愛情を確かめ合いながら、だが、決して、それ以上に踏み込むことはない。

 そして、目的地につく途中で、ロールスロイスという自動車が登場する。とびきりの高級車で、主人公たちはこれに乗って、特別待遇で検問を突破する。格好いい。今、効率重視の自動車ばかりつくっているが、いつか、こういう格好いい自動車が日本に満ち溢れると嬉しい。

 最後に、謎の敵を倒して、物語は終わる。とても楽しい冒険小説だった。


おわり。


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