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哀しみのマグナム【改】  作者: 虫松
第一章 旅立ち編
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第五話  兄の休暇

宇宙戦艦内のテストシュミレーションルーム

に3人は集合した。



「この間は助かったよ。ありがとう」


「殺戮のジャック倒して階級が伍長に格上げしたな。」


「アクス伍長、ごちょうろう様(ご苦労)です。ガッハハハ!」


「・・・」

ディックとアクスは無言になった。



「ディック新しい戦術テストすんだろ!」


「うん、そうだね。何個か試してみたいんだ。生き残る為には

技術を戦術でカバーするしかないよ。」



戦術名【デルタアタック】

3列 縦に並んだ機体が3方向に分裂、三角形の

トライアングルになり、敵を集中放火


戦術名【ガードカウンター】

盾でガードしながら敵にぶち当たる、

相手が吹っ飛んだところで集中放火



戦術名【メテオ(流星)ストライク】

ディックの機体がミサイル全弾発車

イーグルとアクスがミサイルと一緒に突撃

ビームソードで突き刺す


「戦術はコンピュータに反映させたから、戦術名を言えば

自動的に開始するよ。」


「スクランブル8を入れると4戦術か。」


「相手によって使い分けしたり、組み合わせして戦ってもいいね。」


「戦術でギャグが出て気ません術!ガッハハハハ」



(あれが地球か!15年ぶりだな)

宇宙戦艦の小窓から青い地球が見えてきた。


◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■



「懐かしの、わが街。やっと帰って来れたか。」


マーシャルは3年ぶりに休暇を与えられ、アフリカ戦線から祖国アメリカへ

戻ってきた。季節は12月クリスマスの飾り付けが、いたるところにある。


(ミレーユのパイ包みのクラムチャウダー、久々にたべれるな。

あれは!ミレーユじゃないか)


「お嬢さん、沢山の荷物抱えてどこへいかれるのですか?」


「あっ兄さん。料理の材料の買い出し中だったのよ。予定より早くない。」


「一つ前の戦艦に載せてもらえてね。」


「兄さんの活躍、テレビのニュースで観たわ」


「自慢のお兄様になりましたか、今回の休暇もご褒美みたいなものさ。」


「戦争のきっかけになった事件は私たちの家から始まった。」


「そうだね。アクスが生きているかもしれないんだ。」


「えっ、どうして連絡をくれないの?」


「陸軍にいるらしい。内部のスパイからの情報だ。

どうやら陸軍でも機密作戦に参加してるようなんだ。」


(アクス、連絡できない状況なのね。生きてて良かった。)

ミレーユはほっとした。


(どこかの戦場で会うかもしれないな。できれば戦いたくない。 )

マーシャルはアクスと再び会い戦わなければならない覚悟をしていた。


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