第四話 初戦、殺戮のジャック
現在、宇宙船艦は火星と地球の間を飛行していた。
食堂にいたアクス達は艦長からの緊急放送がモニターに
艦長が映し出された。
艦長
【今から10分後に敵部隊と衝突する。出撃準備せよ。なおアーマドコアは
機密兵器につき使用はできない。】
「戦闘機の操縦かー」
ディックはため息混じりにつぶやいた。
「訓練でも最下位だったなお前は」
「ディックちゃんBYEBYE!」
イーグルがサヨナラと手を振る。
「イーグルお前を撃ち落としてやろうか!」
艦長
【なお、今回の戦闘に傭兵 殺戮のジャックがいるとの情報が入った。
黒いステルス戦闘機だ注意せよ。レーダには映らない。】
「殺人狂のジャックじゃない。」
「ディックちゃんの死亡率アップ!」
(俺はまだ死ねない。)
アクス達は戦闘機に乗り込んだ。
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地球軍 殺戮のジャック部隊
「戦艦1隻 500万ドル 戦闘機1機 10万ドル」
ジャックは噛みタバコを加え札束を数えていた。
周りの部下と打ち合わせ中である。
「今夜も稼げますね。ゴミ掃除」
「情報によると新米兵士だらけ、らしいからな!沢山の撃ち落として
今夜は豪遊するかー。戦艦をやった奴はボーナス200万ドルだ!」
「やったー明日は素晴らしい日になりそうだぜ!」
(戦艦をやった奴は俺がヤっちまうけどな)
殺戮のジャックは黒いステルス戦闘機に乗り込んだ。
戦いは間もなく始まろうとしていた。
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殺戮のジャックの傭兵部隊とアクス他火星部隊は
戦闘機での宇宙空間の戦闘に入った。
「あら可哀そうに、右の翼がなくなっちゃったね!」
「はっはっ やばい。ジャックに狙われた」
「左の翼も打ち抜いてやるよ!」
ボーーン
「うわっぁああ」
「コクピットも破壊しないとな!」
ジャックの黒いステルス戦闘機は馬乗りに乗かった
「よせ!やめろ! 母さー」
ダッダッダッダッダッ
キュンキュンキュンキュン
コクピットに銃弾がハチの巣に打ち込まれた!
「あはあはあはあはあははは興奮するぜ!
はっはっはっ気持ちいいぜー」
ドッカーン
火星軍の戦闘機は破壊された。
「楽しいぜ!楽しいぜ!次はあの影に隠れてるお前だ!」
「見つかっちゃたよ。逃げないと」
ディックは汗をかいた。
「鬼ごっこかーい。性能が違いすぎるよ!そんな量産型じゃ
逃げられないんだよ!」
ダッダッダッダ!
キュンキュンキュンドカーン!
「うわぁあああ!左の翼がやられた!もうダメか!」
「大丈夫かディック」
「例の奴 やるしかないんじゃない!」
「ディックもう少し耐えられるな!
スクランブル8やるぞ!」
「実践で本番yo失敗したら死亡OK」
「何だ!こいつら。あの死にぞこないから叩くか」
「コクピット狙ってるよー」
「上からシツレイシマース」
イーグルは真上から垂直に特攻した。
ダッダッダッダッ
「当らんわ!下からもきてるな」
アクスは挟み込むように真下から垂直に乱射した。
「そらそら!」
キュンキュンキュン!
「ぐぅ!」
ジャックのステルスの戦闘機の尾翼に当たった
「ひるんだ!今だ!」
「集中砲火だ スクランブル8」
ダッダッダッダッダッダッ
キュンキュンキュンキュン
「こんな、新米カスどもに、まさか!」
「BYE!殺戮ジャック」
ドカーン ボーン
黒いステルス戦闘機は真っ赤なほのうに包まれ爆発した。
「僕まだ生きてるよね」
ディックは鼻水涙で顔がぐちゃぐちゃだ。
「悪運は強いようだな」
アクス達は宇宙戦艦に帰還した。
仲間の何名かは宇宙に消えた