第三話 館内ルール、バイオ兵器
ジャンヌの宇宙戦艦、ノア 艦内
ディックは昨日の戦術テストの成功パターンを色々頭に考えていた。
(ミサイルを打つ瞬間にバーバラが出るか、それとも後に出るか?)
ディックが間取り角を曲がろうとした時!
ドン!
「キャーキャー」
ディックは艦内の女性とぶつかってしまった。
女性は尻もちをついた。
「すいません、ぼっと考え事してたもんで」
ディックが女性に手を差し伸べた瞬間だった!
艦内が真っ赤に緊急サイレンが鳴り響いた。
緊急指令発令!緊急指令発令!
ディックがセクシャルハラストメントを行っている。
至急、排除せよ!
「ち・違うんです。別にそんなに!」
「嫌ーー変態!!!」
ジャンヌが真っ赤な顔してディックに駆け寄って来た!
「落ち着きましょうよ。落ち着きましょ。勘違いなん・・・」
ディックはジャンヌに殴られ左方向へ飛んだ!
その後沢山の女性に蹴られて、ディックは気絶した。
宇宙戦艦、艦内指令室
「男ども!この3カ条を読め!」
アクス、イーグル、マーシャル
「女性には話さない。触れない。目を合わせない」
「私以外の女性に話しかけたり、接触したら即!制裁を与える!わかったか!」
アクス、イーグル、マーシャル
(そんなルール最初言ってなかったじゃん)
「知らなかったんだ。今回は許してやってくれよ。」
「バーバラお姉さまに免じてディックは処刑をまぬがれたんですよ。
本当なら火あぶりの刑だったのに」
アクス、イーグル、マーシャル
(こいつは本気でやる奴だ)
「後、3日間、独房だと、作戦上影響が出るんだ、1日にしてもらえないかい。」
「そうですわね。3日間ご飯与えないと死んでしまいますわ。オほほほほー」
アクス、イーグル、マーシャル
(ご飯もくれないのか。ひどい扱いだな。)
こうして次の日の夜にディックは開放され、
ジャンヌが女性しか愛せない事を伝えた。
「ディックちゃん!大丈夫デスカ?」
ディックはポカーんと口を開けていた。
それと同時にディックの恋は
終了した。
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闇の武器商人から試作型マグナムバイオ兵器が
地獄の傭兵チーム、アサシンギルドへ届けられた。
オーガーと武器商人とヘンゼルとグレーテルの兄妹がいる。
「これが、バイオ兵器のマグナムか!ブニョ、ブニョしてるな。」
「この試作型マグナムうちらに使わせてよ!」
「あたし、殺りたいお兄ちゃん」
試作型 バイオ兵器マグナム
ヘンゼル専用機
機体名 エボラZ
緑色のスケルトンの形状をしたマグナム
再生能力と細菌、エボラ出血熱の細菌を散布する
試作型 バイオ兵器マグナム
グレーテル専用機
機体名 サルモネラY
赤色のスケルトン形状をしたマグナム
再生能力と細菌、サルモネラ菌の細菌を散布する。
「お菓子のお家作らないとね。」
「お菓子のお家楽しみ、えへへ楽しみ!」
(イかれた兄妹か、まあちょうどいいか!)
「このバイオ兵器は再生能力と細菌を散布できる。
マスクをつけてないと自分もおかしくなるからな。」
「頭おかしくなるってヘンゼル、えへへへ」
「頭みんなおかしくなって、みんな幸せになれるのね!」
ヘンゼル、グレーテル
「えへへへへ、あはははは」
(こいつらと話していると、こっちまで頭おかしくなってくるな)
ヘンゼルとグレーテルの兄弟はバイオ兵器のマグナム2体と
手下を連れて、アクス達の元へ向かうのであった。