第三話 陸軍配属、戦術テスト
「お前ら、今日でこの訓練所を卒業だ。これから配属先を発表する。」
俺たちはこれから、どこの陸軍に配属か決まる。
運が悪ければ部隊ごと全滅だ。
「アクスと一緒の部隊になれるといいな」
「お前と一緒になったら予定より早く死ぬな」
「ディック、アクス、イーグル 第24陸軍部隊に配属とする。」
「やったぁーアクスと一緒の部隊になったー」
「変なのもついてくるぞ。」
「オー、マイフレンドー!これからもヨロシクソったれーども!イェエイー!」
イーグルが背中に覆いかぶさってきた。マジでウザい奴だ。
「うるさいぞ!馬鹿ども!静かにせんか!」
軍教官に怒鳴られた。
「まきぞいです。」
ディックはしょんぼり席に座った。
(ミレーユ、 君のいる地球へいくのか!)
アーマドコアを載せた宇宙戦艦は地球へ向け発信した。
宇宙船艦は火星からどんどん遠ざかっていった。
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地球 アメリカ大陸 ミレーユの家
ミレーユはウッドテラスに毛布を羽織り座っている。
「今日は星空満天ね。綺麗。あっ流れ星!それとも・・・」
「兄さんはアフリカ大陸にいるはず、来月には休暇で戻ってくるぞ!
ねぇ。アインシュタイン!」
「みゃああー」
猫のアインシュタインは高く鳴いた。
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宇宙戦艦内 テストシュミレーションルーム
アクスとディックとイーグル3人が集まった。
ディックが考えがあるらしい。
「これから戦場の猛者と、戦うにあたって戦術がないと生き残れないと思うんだ」
「賞金稼ぎとかもいるらしいな」
「傭兵さんようたいへん!ガッハハハAA!」
「これからテスト戦術したいんだけどいいかなぁ」
「イーグル。黙って聞いとけ!」
「名付けてスクランブル8今からやり方を説明するよ」
戦術名 【スクランブル8】
味方の機体が三対 中心から左右に散り8の字を
描くように旋回上下から8の字の中心で敵に集中砲火を
浴びせる。
「だれかおとり役が必要だな」
「みんな僕をみてるね・・・」
「逃げ足ハヤーイ。ディックちゃんで決まりデース」
「とりあえず僕でいいけど、後で変更もしてね」
「3対1で相手をつぶすか」
「卑怯という言葉は歯医者がいう言葉デース!歯イター」
「実践経験の浅い僕らが生き残る最善の方法だよ」
「・・・・・」
(殺らなければ自分が殺られてしまう戦争なんだ)
テストシュミレーションは
朝方までスクランブル8の練習は続いた