第二話 衛星発射センター、目覚め
アクス達は火星の総監に大統領からの書状を届けるため、中国にやってきた。
地球から3体のマグナムを打ち上げるため、
ドミノ曹長とともに、酒泉衛星発射センターへトラクターで向かっていた。
「そーいえば、ドミノのおっさん、家族はいるの?」
「娘が3人おるわ。こないだ休暇であってきたが、大きくなっていた。子供は勝手に育つな」
「写真はあるんですか」
「運転席のハンドルの横に貼ってあるわ。いつも一緒だよ」
「おーキュートガール、お父様会わせて下さ〜い」
「会わせるわけないだろが!軍人なんてもってのほかだ!」
「やっぱり、軍人は親に嫌われるんだろうなぁ」
「死んでしまえば、お終いだからな。階級が特進したところで」
アクス「・・・・・」
ディック「・・・・」
「私は生き残って、このキュートガールに会いに行きまーす」
「会わせないっていってるだろうが馬鹿どもが!がはははは」
ドミノ曹長とアクス達は山路を走り続けるのであった。
マーシャルは大やけどで瀕死状態のバーバラを軍事病院へ運んでいた。
「助かる見込みはありますか?先生」
「体の半分は焼けてしまっているので、移植手術しても元には戻らない。」
「お金なら、いくらでも出す。何とか・・何とか・・・」
「やはり、体の半分は機械化(サイボーグ化)するしか方法はありませんな。」
「全責任は私が負います。お願いします!」
24時間にも及ぶ大手術が開始された。
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軍事病院 バーバラは体の半分を機械化する手術を受け10日間が経とうとしていた。
(ここは、天国かい、地獄かい?まぁあたしは、多くの人を殺ろし、手に掛けてきたんだ
天国にいけるわけないね。)
・・・・・・・・・・・・
( 声が聞こえる。誰かがあたしを呼んでるね。)
「バーバラの手が動いた!バーバラ!バーバラ!」
バーバラの目が静かにひらいた。
「た・・たいさ!」
「バーバラ気がついたか!」
「ここは、地獄じゃないみたいだね。」
マーシャルは今までの手術の事、体の半分は機械化、子供は産めない事など話した。
「今まで、好き勝手やってきた。罰があったたんだね。」
「すまない。バーバラ君をこんな身体にして、しまって。」
「戦いを止められたのに、止めなかったあたしもわるいのさぁ。
大佐のせいじゃないよ。」
「・・・・・」
「せっかく、生き返ってきたんだ。何かあたしにもできる事があるはずだよ。」
「リハビリを開始しないと。」
バーバラとマーシャルは病院内でのリハビリを開始した。
戦術名 【ダンシングヒーロー】
バーバラの機体が相手の機体を踊るように回り
敵を翻弄、集中したマーシャルがゲイボルグの無数の付きと
バーバラが上空からナイフを突き立てる
バーバラ専用機 アーマドマグナム
機体名
レッドパッションダンサー(改良型)
真紅のシャープなデザイン機動性を重視したマグナム
オリハルコンのナイフで相手の急所を
一撃で葬り去る。近距離タイプ
別名 賞金稼ぎ 死の舞バーバラ
(追加武装 バラの形をした機雷)