第二話 軍事訓練
場所:火星マーズ ヴィクトリー陸軍訓練所
アマードコア軍事 実技訓練中
「なにをやっとんだ!ディック!大破のランプがついてるぞ!リタイヤだ」
軍教官はモニターで訓練をみている。
「すいませんです。」
ディックのアマードコアは煙を上げた。
「どけディック! 俺がやる!」
練習用ロボットがアクスのアマードコアに
マシンガンを発射した。
ダッダダダダ!
「くっそ!近づけないなぁ」
後退するアクスのアマードコア
「ノンノン 脳みそ使わないと馬鹿力アクスくん」
「うぜぇー奴がきたぜ!」
こいつの名イーグル。自分の事をカッコいいと思っている
勘違い野郎。ウケない親父ギャグを何度も言う。
面倒クサイ奴である。年齢:20歳 アメリカ人とのクオーターらしい。
「左右で挟み撃ちしない怪物くん?」
「しょうがねぇな。どっちが先にやっても恨みっこなしだぜ」
「OK!頂きマントヒヒー」
「・・・・」
アクスとイーグルのアーマドコアは練習用ロボットを
挟み撃ちにガドリングを連射しつつ特攻した。
ボーーーン
練習用ロボットは爆発炎上した。
「やりぃー」
「グレイト!ブラボー 俺ってイケてる!」
「うるさいぞお前ら! 早く帰還しろ。飯ぬきにするぞ!」
夕日が沈む中、俺たちは急いで帰還するのだった。
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場所:アメリカ 国立看護大学生校舎内
「ミレーユちゃん誕生日おめでとうございます」
今日はミレーユは20歳の誕生日であった。複数の友達がプレゼントを渡す。
この大学でミスコンテストにも選ばれている人気者だった。
「おめでとう」
「いつ、会っても綺麗だ!」
「有難う」
「ミレーユにそれ以上、近づくと、お兄様に殺されるわよ。」
ミレーユの女友達が間に割ってはいる。
「マーシャル将校の妹さんでしたっけ。」
「えー兄からプレゼントが届いてるはず」
「どっかでパーっとやりませんか」
「ごめんなさい。今日は私の大事な日なの、家に帰るよ。」
「ほら、ほら狼どもは帰った、帰った。あんまりしつこいとお兄様に密告します。射殺されるわよ」
「そーですね。また明日、ミレーユちゃ~ん。愛してる~」
「ミレーユは誕生日になると暗くなるわね。」
女友達はミレーユの家まで送っていった。
窓の外を見るミレーユ
(アクス生きてるの?今、何をしているの?連絡はとれないの?)
左腕の貝殻のブレスレットにそっと口づけをして、つぶやいた