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哀しみのマグナム【改】  作者: 虫松
第一章 旅立ち編
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第二話 軍事訓練

場所:火星マーズ ヴィクトリー陸軍訓練所


アマードコア軍事 実技訓練中


「なにをやっとんだ!ディック!大破のランプがついてるぞ!リタイヤだ」

軍教官はモニターで訓練をみている。


「すいませんです。」

ディックのアマードコアは煙を上げた。


「どけディック! 俺がやる!」

練習用ロボットがアクスのアマードコアに

マシンガンを発射した。


ダッダダダダ!


「くっそ!近づけないなぁ」

後退するアクスのアマードコア


「ノンノン 脳みそ使わないと馬鹿力アクスくん」


「うぜぇー奴がきたぜ!」

こいつの名イーグル。自分の事をカッコいいと思っている

勘違い野郎。ウケない親父ギャグを何度も言う。

面倒クサイ奴である。年齢:20歳 アメリカ人とのクオーターらしい。


「左右で挟み撃ちしない怪物くん?」


「しょうがねぇな。どっちが先にやっても恨みっこなしだぜ」


「OK!頂きマントヒヒー」


「・・・・」


アクスとイーグルのアーマドコアは練習用ロボットを

挟み撃ちにガドリングを連射しつつ特攻した。


ボーーーン

練習用ロボットは爆発炎上した。


「やりぃー」


「グレイト!ブラボー 俺ってイケてる!」


「うるさいぞお前ら! 早く帰還しろ。飯ぬきにするぞ!」


夕日が沈む中、俺たちは急いで帰還するのだった。




◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■



場所:アメリカ 国立看護大学生校舎内


「ミレーユちゃん誕生日おめでとうございます」

今日はミレーユは20歳の誕生日であった。複数の友達がプレゼントを渡す。

この大学でミスコンテストにも選ばれている人気者だった。


「おめでとう」


「いつ、会っても綺麗だ!」


「有難う」


「ミレーユにそれ以上、近づくと、お兄様に殺されるわよ。」

ミレーユの女友達が間に割ってはいる。


「マーシャル将校の妹さんでしたっけ。」


「えー兄からプレゼントが届いてるはず」


「どっかでパーっとやりませんか」


「ごめんなさい。今日は私の大事な日なの、家に帰るよ。」


「ほら、ほら狼どもは帰った、帰った。あんまりしつこいとお兄様に密告します。射殺されるわよ」


「そーですね。また明日、ミレーユちゃ~ん。愛してる~」


「ミレーユは誕生日になると暗くなるわね。」

女友達はミレーユの家まで送っていった。

窓の外を見るミレーユ


(アクス生きてるの?今、何をしているの?連絡はとれないの?)

左腕の貝殻のブレスレットにそっと口づけをして、つぶやいた






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