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哀しみのマグナム【改】  作者: 虫松
第四章 オーストラリア編
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第一話 アクスからの手紙、ホワイトハウス

アメリカ ミレーユの家


ミレーユのもとにアクスから、写真付きの手紙が届いた。


「これが、長崎で話してた小心者ディックとお調子者イーグルね。

ほら、見てアインシュタイン」


「ミャーー」


【親愛なるミレーユへ アジアの戦いが終わったことは、知ってるだろう。

今、オーストラリアへ向け、移動してるんだ。俺専用のマグナムに乗ってるんだぜ。

すげぇだろう。手袋有難う。オーストラリアは夏なんだ。ごめん、もう少ししたら使うから。

早く、この戦争が終わって、君に会いたい。 愛してる。 アクスより】


(また、幼馴じみの3人で仲良く会いたいよ。


???「おい、こら!こっちへくるにゃ!」


???「おーよしよし、マロは猫が大好きですにゃ~」


「フギャアア!フギャアアアア!」

猫のアインシュタインはハーン将軍の顔を引っかいた


「うぎゃああ。こいつめ!」


「将軍、猫が怯えています。」


「マロに向かって何という振る舞い!おい女、この猫を今日の料理として出せ!」


「この子、どんな風に育てられてきたの!できるわけないでしょうが!」


「この鬼女め。反逆罪ですにゃー。誰か。誰か。ひっ捉えるにゃー」

しかし部屋には、猫とミレーユしかいなかった。


「はぁー」

(1ヶ月も面倒見なきゃいけないなんて。)

ミレーユは、ハーン将軍の受け入れ先が見つかるまで、面倒を見る羽目になっていた。



◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■




マーシャルとバーバラはアメリカ、ホワイトハウスに来ていた。


「傭兵の私がホワイトハウスに入れるなんて、夢だわ。」


「大統領から、呼ばれるなんて、何かあったのか。」


マーシャルとバーバラは大統領室へ入った。

大統領は笑顔で迎えてくれた。


「君がマーシャル君かね。君の父上とは、軍の時代に親友だったんだよ。」


「父と同じ軍だったんですか?」


「私はその頃、君たちに何もしてあげられなくて、影ながら応援していたんだよ」


「父は何で殺されたんでしょうか」


「・・・・父上は和平交渉を進めていたのだ。」


「えっ、火星のテロリストに」


「表向きは、そうなっているが内部の者の犯行かもしれないのだ。」


(火星軍と内通してるものがいるんだな)


「この、オーストラリアの戦いが、火星軍の勝利となったら停戦交渉をするつもりだ。」


「火星軍と交渉をして欲しいとのことですか?」


「そうだ。水面下で、気づかれないように頼む。これ以上無意味な戦争を終わらせたいのだ。」


「かしこまりました。」


「・・・・・!」

(何が無意味なの!私には両親、友達を殺された!停戦なんて許さないわ)

バーバラの心は熱く燃えたぎっていた。



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