第五話 宿命、試作機体
象の部隊が次々と内部から破壊され。倒される中。ハンニバル将軍はアーマドコア部隊、
ドミノ軍曹率いる特殊部隊がマーシャルとバーバラの機体の前に
アクス、ディック、イーグルが立ち塞がった。
(真ん中の機体がアクスだね。)
バーバラのマグナム機体がアレックスのアマードコアを確認捕捉した。
(おいおい、どーすんだよ、アクス、何か手があるのか?)
ディックは背中が寒くなった。
(白い機体がマーシャル大佐DAYスネ。隣の赤いのは誰でしょうね)
イーグルはガドリング砲を構えた。
アクス「・・・・・」
マーシャル「・・・・」
「大佐ができないようなら、あたしがやるよ」
赤い機体が突進して来た。
「ひぃー赤い機体がしかけて来たー」
「プログラム デルタアタック発動」
「トライアングルフォーメションね」
戦術名【デルタアタック】
3列 縦に並んだ機体が3方向に分裂、三角形の
トライアングルになり、敵を集中放火
アマードコアは3方向に散り。銃を乱射した。
しかしバーバラのマグナム機体は全て銃弾をー華麗に舞踊るかのように
交わした。
「機体の性能が違いすぎるようだね。それっ」
ディックの機体の膝の関節部分をバーバラは機体のナイフで切られた。
「足が動かない!」
バーバラはイーグルに襲いかかり右足をへし折った。
「オーノーウ、動けマセーン」
アクスは呆然と見ていた。
(駄目だ。実力の差がありすぎる。)
「大佐いいのかい?」
バーバラはアクスに向かって静かに前進してきた。
マーシャル「・・・・・・」
アクス「・・・・・・・」
バーバラはアクスの機体の前でナイフを振り上げた。
マーシャルの機体がバーバラの腕をつかんだ。
「バーバラ、撤退するぞ!」
「・・・・・」
(お前には貸しがある。生きのびろよ!)
マーシャルとバーバラの機体は輸送機に乗り撤退した。
そして、ハンニバル将軍の機獣象はドミノ軍曹率いる特殊部隊が内部へ侵入
多くの犠牲者を出しハンニバル将軍は銃殺された。
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ハンニバル将軍がいなくなったヨーロッパは火星軍の統治下となった。
ヨーロッパでの戦いが終わり。アクスは曹長となった。
イーグル、ディックは軍曹となった。それぞれ進級した。
そして、専用のアーマドマグナムの試作機のテストパイロットとして
選ばれたのであった。
ディック専用 アーマドマグナム
機体名
【ミサイルアーミー(試作型)】
背中から大量のミサイルを発射することができる。
キャタピラータイプのマグナム機体。
機動性は悪いが後方支援を目的に作られた。
イーグル専用 アーマドマグナム
機体名
【ブルーバード(試作型)】
飛行タイプに変形可能!上空からの支援を
目的に作られたマグナム機体。
機動性は高いが敵からの攻撃には弱い
アクス専用 アーマドマグナム
機体名
【レッドオーシャン(試作型)】
バランスのとれた機動型、アーマドマグナム
イーグルの飛行タイプに乗って空を飛ぶことが可能!
右腕の巨大なリボルバーで相手を破壊する。
「ブルーって名前なのにナンデ灰色ですか?」
「試作型だから仕方ないよ。実績が上がれば
量産型や改造タイプ何かもでてくるよ。」
「この機体でアジア制圧作戦か」
「1ヶ月後に作戦開始だ。専用のマグナムの操縦に慣れておけよ」
ドミノ軍曹は指示をした。
「ミサイルを打つだけの機体ってミサイルなくなったらどうなるの?」
「森に隠れてなさーい」
「何で、マーシャル大佐は僕たちにトドメ刺さなかったんだろう」
「あまりにも弱すぎて、やる気が出なかったんだろ」
「ワタシヤル気出てきました。この機体で上空からやっつけます!」
「やばくなったら逃げるんだろ!」
「ばれましたか。ガハハハハ」
(この前は逃がしてくれたが次回は・・・・)
アクス達はアジア戦線に向かう事となった。