第四話 作戦会議、決行
ルーマニアへと火星軍の陸軍拠点
アクス達はドミノ軍曹と象部隊の対策作戦会議を開いていた
「大きな象を倒す。やはりゲリラ戦しかないな。」
ドミノ軍曹は地図を広げた。
「大きな象も小さなアリやハエは踏み潰しにくい
東南アジアのじゃんけんであったな。」
「その通りだ。我々人間がフォバーエンジンを背中に背負い。象の腹の入り口を破壊。
象体内から破壊する。」
「虎ちゃんはどーするの?」
「空軍に協力要請して、爆撃してもらう。象には効かないが。虎には効果あるだろう。」
「俺たちアーマドコア部隊はおとりになって、落とし穴に誘い込めいいんだな」
「そうだ!先頭の象の突進を止めれば後続の像も止まる」
「今回マーシャル大佐が参戦するとの情報があります。」
「そうだ。誰か足止めをして、欲しい」
5分間無言の時が流れた。
アクス「・・・・」
ディック「・・・・・」
イーグル「・・・・・・」
「俺がやります。ディック、イーグル、3人で止めます」
「えっ、聞いてないよぼくちん」
「死んで名を残すイエース、」
「決まりだな。作戦は明日から開始だ。以上解散」
デッィクは固まって動かなくなった。
「おい!大丈夫か。ディック!」
「・・・・」
「放心状態DAYす。お湯でもかけてみれば」
アクスは熱いお湯をディックにかけた。
「あちっぃいいー!!!何すんだよーこの野郎!」
デッィクはアクスの胸ぐらをつかんだ。
「どうせ、明日全滅するかもしれねんだ。例えハンニバル将軍が倒せても
少しでも生き残る可能性にかけてみようぜ。」
「わかったよ、アクス」
(マーシャルなんとか戦わずして止めたい)
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ハンガリー地球軍拠点
「ハンニバル将軍、火星軍が攻撃をしかけてきました。」
「また来たか!しつこい奴らだ!殲滅してくれるわ。全軍出撃開始せよ」
バーバラがマーシャル大佐の元へ向かった。
「大佐。火星軍がしかけて来ましたわ。」
「罠をしかけてくるに違いない。後方から支援して様子をみよう」
アクス達アーマドコア部隊は少し攻撃するとの退却。少し攻撃するとの退却を繰り返した。
「ハンニバル将軍、何かおかしいですぞ。突撃してくる気配がありません。」
「うむ、ここで待機、様子を見る」
火星軍拠点
「ハンニバル将軍止まったか。よし空軍から爆撃後、アマードコア部隊は
サーベルタイガ部隊を叩け」
空軍軍の爆撃機が出撃した。
「ガードカウンターでサーベルタイガ部隊は破壊する。」
アクスは戦術を作動させた。
戦術名【ガードカウンター】
盾でガードしながら敵にぶち当たる、
相手が吹っ飛んだところで集中放火
「サーベルタイガなら吹っ飛ばせるね。」
「布団がふっとんだーがはははは」
爆撃機が上空よりハンニバル軍を爆撃開始した。
ボーンどカーン
ボーンどカーン
ボーンどカーン
「サーベルタイガ部隊は象の下へそのまま前進」
煙の中からアーマドコア部隊が突撃して来た。
「盾で吹っ飛びなぁ!」
「うわっぁー」
サーベルタイガはくの字に後方へ吹っ飛んだ。
「頂き子猫ちゃん」
イーグルは吹っ飛んだサーベルタイガにマシンガンを発射した。
ダッダッダッダッダッ
どカーン
「くそー。象の部隊は突進して蹴散らせ!」
「象が突進するぞ!退却しろ!」
アーマドコア部隊は後方へ退却した。
「うぬぅ。馬鹿にしおって」
象の部隊が追いかけるとアーマドコア部隊は突如左右に分かれた。
「象部隊、罠だ!止まれ!」
象の部隊は先頭の何頭が落とし穴に落ちていった。
ドミノ軍曹「象の動きが止まったぞ!突撃!」
ドミノ軍曹率いる特殊部隊が次々と像の腹に爆弾をしかけて入り口を破壊。
象の体内へ侵入していった。
ハンニバル将軍は一番後ろから様子を見ていた。
「象の部隊が全滅しそうです」
「ここで負けて帰っては軍の上層部に笑われてしまうわ!」
次々と象が内部から破壊されるなか。マーシャルとバーバラのマグナム機体は
様子を見守っていた。