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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第5章

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第81話 グージー対ルクセル

 確かに、技術力は高い。高いのだが、なんか精度がいまいちじゃないか?


「そう言えば、君たちの正式名ってなんなの? グージーとはあったけどさ」


 なぜかシャレインの情報には正式名はなく、総司令部をグージーと呼称していたんだよね。


「統一国家よ」


「それだけ?」


 なんかあっさりしてね?


「それ以外に必要?」


 あーまあ、必要はないか。ナーズたち下っぱに愛国心があるとは思えない。生まれたときから戦ってそうだしね。


「じゃあ、ボクもグージーと呼称させてもらうよ」


 ちなみにシックス側はルクセルって呼んでたよ。


「しかし、科学技術も医療技術も高いのに、なんか詰めが甘いところあるよね~、君たちって」


 なんと言ったらいいんだろう? なんかこう、二級品、三級品感があるんだよな~。これ、もっと極めたり省略したらよくなるんじゃね? ってところがあるんだよ。


 金属骨格もそう。なんか安っぽく見えるんだよね~。大量生産の既製品、みたいな? もしかして、グージーでも下のほうなんじゃね?


 と、視線を上に向けるナーズ。通信が入った?


「班長が来て欲しいそうだ」


「了解」


 動けなくした者たちは直したので素直に承諾する。


 ナーズに付いて行くと、アルシースのブリッジに連れて来られた。


「これから旗艦に来てもらいたい」


「なら、シャレインも運んでいい? しっかり整備したいからさ」


 動くようにはしたが、やっぱり設備が整った場所で調べたいよね。手作業だと半年くらい掛かりそうだからさ。


「……構わない。レイの力も見たいからな……」


 返せとは言わないのだからボクのものでいいってことだね。ありがとう。


「じゃあ、旗艦の位置や最新の情報をもらえる?」


「情報まで抜き出せるのか?」


「脳に負担は掛かったけどね。別の星の記憶があるから脳の容量はかなりあるみたいだ」


 たぶん、人の脳で処理しきれる量ではないはず。可能にしたのはボクが転生者なんじゃないかな? 前世の記憶を持つって、なかなかの情報量だと思うからさ。


「……理解出来ないことだ……」


「そうだね。だから黙っている。ルービーも内緒にしてね」


 ウインクして見せた。


 輪廻転生の概念もない時代。前世の記憶があるんですよ~って言ったところで理解もされない。頭がおかしいと見られるだけだ。ルービーも報告しても笑われるだけだろうさ。


「ここにシャレインを操縦出来る人いる? いるなら操縦してよ。ボクだと落としちゃうかもしれないしさ」


 ルービーたちが来なければシュミレーターを使って覚えようとしていたが、さすがにいきなり飛ばせる自身はない。前世じゃ車の免許しかなかったし。


「わかった。ルーズ、シャレインを運びなさい」


 ルービーの横にいた女の子に命令を出した。


「了解です!」


「ルーズ、よろしく」

 

 返事はなし。つれないな~。

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