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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第4章

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第74話 機動戦闘艇

 動力機関ジプスとAIのパリオが復活すると、シャレインの構造がよくわかった。


 学習機能でプログラム言語も学ぶことが出来て、もう最高のオモチャを手にしたようだ。楽しすぎる!


「機動戦闘艇シャレインか」


 今さらだけど、この宇宙船は、機動戦闘艇と呼ばれるものらしい。


 記録には戦闘機もあるので、シャレインはそのクラス。装備から掃海艇みたいなものではなかろうか? 敵の機雷を排除しているようだったし。


「ジージーは、感じからして軍曹か曹長くらいの階級のようね」


 あまり軍の階級に詳しくはないが、尉官ではないようだし、新兵でもない。部下がいたようだから下士官、ってところだと思うんだよね。


「意外と戦闘記録をシャレインに残しているんだな」


 宇宙戦争するくらいだから記憶容量はテラとかではあるまい。てか、テラの上ってなんだ? ボク、窓95までしか使ったことないんだよね。


「宇宙戦争をする時代になってもキーボードなんだな~」


 まあ、ほとんどがパリオ任せなんだが、ちゃんと手動操作もあるのが笑っちゃうよね。使うときってどんなときだよ?


「って、こんなときか」


 パリオに任せると、ジージーたちが乗っていた艦と同期してしまうプログラムになっている。そうならないために手動操作しているのだ。安全のためにね。


「ボク、タイピング技能も高かったんだな」


 ブラインドタッチ(古いと言わないで。昭和な人間だったんです)とかやれているよ。ボクの指、気持ち悪いくらい動いているぞ。


「ッ! 指つった!」


 調子に乗りすぎた。指がつっちゃったよ。イタタ。


「ちょっと休むか」


 体も臭ってきたしね。


「久しぶりに肉でも食べるか」


 さすがにパンと芋だけでは力が出ない。肉も買ったんだし、ここら辺で食べることにしよう。


 お風呂に入り、さっぱりして竈で肉を焼いていると、風が金属の臭いを運んで来た。


「ボク、しくじったか?」


 注意してたんだけどな~。もっと慎重にするんだったよ。

 

 収納の鞄は持って来ているので、中から鉄粉とアルミチャフ、ミスリム粉を出した。


 焼けた肉をパンに挟んで食べる。どうやらこちらを伺っているようだ。かなり慎重だな。


 鉄棒を出して熱し、シャレインの周りに刺して行き、念のために用意していた寝床に入った。


「さて。どっちかな?」


 どちらかに見つかる想定はしていたが、どちらが先に見つけるかまでは予想が出来なかった。下手にセンサーを使うとバレちゃうからだ。


「まだまだ宇宙技術は奥が深いよ」


 毛布を被り、寝た振りをした。平和的に頼むよ。

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