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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第4章

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第65話 改造

 甘えん坊なジージー。三日くらい拘束されてしまった。


「仕事よ!」

 

 と、ロレンソとランジンに連れられてやっと仕事に出掛けてくれた。


「ちゃんと仲間捜しに出れるのかな?」


 辞めるなら辞めるで構わないが、そうなるとシックスのこともしゃべらないとならなくなる。それをジージーもシックスも受け入れられるだろうか? いきなり戦いになったら目も当てられない。まったく、どうしたらいいのやら。


 なんて考えていたらライアーズ冒険隊の面々が現れた。もちろん、シックスもいるよ。


「遅れて悪かったな」


「いえいえ。こたらとしてはありがたい限りですよ」


 ジージーたちも三日くらい町を空けるとか言っていた。タイミングがよすぎてなにかの作為を感じるくらいだ。


「巨石獣はどこに出す?」


「工房の外にお願いします」


 全高四メートルもあるものを工房の中には入れられない。工房ってごちゃごちゃしているからね。邪魔だと怒られるわ。


 外と言っても空いているところはお風呂の場所だけ。ジージーたちが帰って来る前になんとかしなくちゃならないな。


 ある程度、分解しておいたから場所はそれほど……取るか。分解したところで重いしな。マジどうしよう?


 考えてみたものの答えが出るわけでもなし。成るよう成れと考えるのを放棄した。


「レイ。剣を見てくれるか?」


「了解」


 ボクは金属を打つのが好きだ。打っているときが集中出来て、生き甲斐を感じる。ライアスさんの剣を叩いて歪みがないかを調べ、油を塗って黒姫との滑りをよくした。


「うん。剣にも黒姫にも歪みなし。魔石の魔力も元に戻っているね。強敵でもなければ日頃の手入れで充分だよ」


 魔剣もさることながら黒姫も見事。自画自賛したくなるくらいだ。


「前に話していたことなんだが、ジスの盾とライアの弓をお願いしたい。これは前金と魔石だ」


 と、金貨を十枚も渡された。魔石もかなり高純度なもの。辺境の町に持ち込むようなものじゃないよな。


「盾なら今日中に出来るよ。と言うか、昼には出来るね」


 魔石をセットして表面の金属を錬金加工するだけだしね。昼には改造出来るでしょう。


「そんなに早くか!?」


「余裕余裕。魔力も満ちているからね。弓はそのあとに作るよ」


 滑車式弓も作ったことはある。そう難しくはない。今日中に終わらせるさ。


 作業着に着替えて来て盾を打ち始めた。


 一心不乱に打ち続け、盾の裏に魔石をセット。持ち手もちょっと改造しておくか。よくこれで衝撃を受けていたものだ。


「はい、完成っと」


 見立てとおり、昼前には盾の改造を終えた。

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