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ファンタジーワールドにSFが落ちて来た!  作者: タカハシあん
第4章

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第62話 尊重と尊敬

「そろそろ戻ろうか。依頼も受けんとならんしな」


 と、ライアスさんが口にした。


 確かに十日もここで豚骨を煮るとか冒険者を忘れている。仕事をしないとなにかあったと思われてしまうよ。


「そうだね。ボクも戻らないと」


 ジージーたちのことも気になる。ボクがいなくて上手くやれているだろうか?


「シックスはどうする? 町で準備して仲間たちのところに戻る?」


 ジージーと会わせるのは避けるとして、まずは町に行かなければ用意も出来ない。それに、偶然より必然で会わせたほうがいきなり戦ったりしないだろうよ。


「…………」


 決められないか。まあ、階級は低そうだし、独自の判断で動くことも出来ないだろうよ。異世界に落ちたらどうしろって命令もなさそうだし。精々、仲間と合流しろ、ぐらいだろうよ。


「それなら、ライアスさんのところで面倒見てくんない? 見習いとしてさ」


 ジージーと似たような性能なら役に立つはず。邪魔にはならないはずだ。


「シックス。おれたちら構わないが、どうする?」


 まだ迷っているシックスの背中を叩いてやった。


「判断は速やかに。命令がないのなら生き残ることを優先だ」


 命令通りなら敵を倒せだろうが、この星では一時中断でお願いしたい。そして、有耶無耶になって欲しい。平和が一番だからだ。


「……わ、わかった。お願いする……」


「頭を下げてお願いします、だよ」


 頭を無理矢理下げさせる。


「……お、お願いします……」


「うん。人との関わりは尊重と尊敬だ。よほどのクズでもなければ優しくしてくれるよ」


「アハハ。レイはいい母親になるぞ」


 よしてよ。ボクは家庭に入るつもりはないんだからさ。


「そうそう。バラバラにした巨石獣を運びたいんだけど、収納の鞄に余裕ある? ダメなら片足だけでもお願い」


「問題はない。巨大魔物を運ぶときもあるからな」


 よっしゃ! これでマニュアーをより解析出来るぜ!


「お礼に皆の武器を強化するよ。ジスさんの盾と弓なら改造出来るからさ」


 盾を三割くらい強度を高められ、弓は滑車式に出来る。そのくらいはお礼させて欲しい。


「本当か!?」


「巨石獣の金属を使えば竜の炎くらい防げる盾が作れると思うが、まあ、作るまで一年は掛かるから、魔石を組み込んでしまえば全体を守れる結界にもなるよ」


 実家で学んだ。それをジスさんの盾に追加しよう。滑車はそんなに難しくもない。一日で作れるだろうさ。


「頼む! 盾を強化してくれ!」


「ライアスさん、これでいい?」


 リーダーの許可をいただかないとな。


「ああ、構わない。レイにはいろいろ助けられているからな。伝手は大切にせんといかん」


 ふふ。ちゃんと損得が出来てなによりだ。

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